観光学高等研究センター寄附講座「観光地域マネジメント寄附講座研究部門」が設置最終年度を迎え,10年に及ぶ研究活動を終えるにあたり,国際広報メディア・観光学院並びに観光学高等研究センターが,3月7日(火)に学術交流会館で「観光地域マネジメント寄附講座研究部門」開設10周年記念シンポジウムを開催しました。
シンポジウムに先立ち,寄附者である東日本旅客鉄道株式会社並びに北海道旅客鉄道株式会社の両社に対し,多大なるご尽力に関する感謝の意を込め,山口佳三総長より東日本旅客鉄道株式会社鉄道事業本部営業部担当部長の高橋敦司氏,北海道旅客鉄道株式会社鉄道事業本部営業部長の萩原国彦氏に対し,感謝状の贈呈が行われました。
引き続きシンポジウムが開催され,10年間にわたる研究・教育成果のプレゼンテーションを行いました。山田義裕教授は「観光創造専攻立ち上げから現在まで,そして学院教育の新たな展開に向けて」,西川克之教授は「訪う者の迎え方−ニセコ地区における外国人旅行者への地域の対応二種」,山村高淑教授は「コラボレーション型観光地域マネジメントの可能性」,西山徳明教授は「地域における観光創造とデスティネーション・マネージャーの育成」とそれぞれのテーマで発表し,引き続き観光創造専攻修了生の大岩直美氏と富岡耕太氏2名による活動報告がありました。結びに,清水賢一郎教授がモデレーター,上田裕文准教授,田代亜紀子准教授,奈良雅史准教授がパネラーとなり「北大観光学の未来」をテーマにしたディスカッションが行われました。
シンポジウムでは,寄附講座の開設により,観光学の基礎研究と観光創造学への応用に関わる新しい研究展開が可能になり,数多くの優れた論文や著書を発表することができたこと,さらに各種学会活動,公開シンポジウム,関係官庁・自治体,国際機関との協力を通じて社会に貢献できたことなど,それぞれの立場から発表,議論がなされました。
会場には,JR関係者,学院・研究センター所属の教職員はもとより,退職教員,修了生,在学生,一般市民と90名を超える参加があり,シンポジウムは盛況裏に終了しました。
また,シンポジウムを記念して『観光創造学へのチャレンジ』と題した叢書(CATS叢書第11号)が発行されました。


