女性史から考える私たちの未来(全学教育科目・演習)
留学生センター・高橋 彩
【授業の目標】 | 男と女に期待される役割のちがい。日頃何気なく受けとめがちな性差をめぐる社会現象・観念を歴史的な考察を通して客観的に認識し,現代の問題を考える上での糸口にする。身近な問題を学問的思考に発展させる過程で,課題や発表,ディスカッションを通じて,文献を読解し要約する能力,思考をまとめ発信する力を養う。 |
【到達目標】 | 「性役割」が社会発展と密接な関係にあることを知る。性別役割分担意識が大きく影響していると考えられる社会問題解決の方策を探るための基礎的な知識と思考力を身につける。 |
【授業計画】 | 「男は仕事,女は家庭」の意識調査から性役割概念とは何かを学ぶ。母性愛の社会的認識や女性労働の変化に関する史的研究を紹介しながら性役割を再考する。最後に現代の少子化問題をとりあげ,クラス・ディスカッション,発表を通じて性役割の未来を考えていく。 |
【評価の基準と方法】 | 成績評価の内訳は,出席20%(ただし出席率70%以上であること),期末課題の内容30%,報告の内容と報告態度・レジュメの出来栄え30%,意見発表などの積極性・その他提出物など20%である。平成15年度の成績評価結果は,優53%,良21%,可5%,不可5%,無欠16%であった。 |
学生の自由意見