H16授業アンケート報告書(30)

８．自由意見

蔬菜園芸学（専門科目・講義）
農学研究科・農学部・大澤　勝次

シラバス

【授業の目標】	身近でありすぎて，その実像が理解されにくい野菜。この授業では，可能な限り多くの野菜を扱い，その野菜のルーツを訪ね，品種改良や栽培の歴史に触れる。授業担当者が前任地（国立野菜試験場や農業生物資源研究所）で直接目に触れ，取り組む中で知り得た，野菜に関する多くのエピソードを通じて，野菜の実像を立体的に伝えたいと願っている。そして，受講生たちが，身近な野菜の「凄さとありがたさ」を実感できるようになることがこの授業の目標である。
【到達目標】	・蔬菜と野菜，山菜と野草の違いを知る。　・野菜の分類と種類の特徴を知る。　・野菜の繁殖様式の違いと受精の仕組みを知る。　・野菜の品種改良と育種法を知り，身近な野菜の改良の歴史を学ぶ。・野菜のバイオテクノロジーを知り，遺伝子組換え食品の実像を理解する。　・野菜の有機無農薬栽培の現状と将来性を考える。　・日本人の食生活の変化と野菜の流通技術の進歩を考える。　・日本一の野菜産地北海道の園芸技術について考える。　・野菜園芸学の学習を通じて今の食生活や今後の食糧生産のあり方を考える。
【授業計画】	１）蔬菜（野菜）園芸学とは何か，２）野菜の種類と分類，３）野菜の繁殖様式と受精の仕組み４）野菜の品種改良と育種法，５）野菜のバイオテクノロジーと遺伝子組換え食品，６）野菜の栽培技術の進歩，７）野菜の有機無農薬栽培，８）野菜の流通貯蔵技術の進歩と食生活の変化，９）北海道の野菜園芸，１０）海外の野菜生産と２１世紀の蔬菜（野菜）園芸
【評価の基準と方法】	出席状況とレポート，期末試験結果を総合的に評価する。

学生の自由意見

授業で毎回その日の授業内容のプリントに加えて，見やすいカラー写真のプリントも配ってもらえ，興味がわいた。いろんな本を紹介してもらえたのもよかった。

生徒の意見によって，授業内容が変わったりし，授業に参加しているということを実感できた。授業の準備は大変だったと思う。それをこなしてくれた教官に感謝したい。

重要なポイントを強調してくれるので，やりやすかった。メモをとるべき箇所を口頭で伝えてくれるのだが，そういうときは３～４回くり返してほしいと思った。一回ではメモしきれないので。

そ菜の資料として，毎回カラーページが添付してあり，興味を持たせるよう工夫がしてあったと思う。また，質問に対しても迅速かつ適切に先生は説明されていた。大変楽しい授業でした。

４か月間，本当に楽しみに思って授業を受けました。自分の分野とも関連づけて考えさせられる事（ＧＭＯなど）もあり，"農学部で学ぶ""北海道で学ぶ"ことの利点を最大限に生かして，これからやっていきたいなぁと感じます。

双方向にやり取りできる形態で，毎回全員が意見を書くことで，中味の濃い授業となっていてとても良かったです。他の学生の考え，回答も知ることができ，参考になりました。解説もしっかりしていたし，カラーコピーで野菜を紹介してくれる等，積極的に参加したくなる要素がとても多く，他の授業でも見習ってほしいと思います。

テストの次の授業でテストの見直し，間違え直しをしてもらうのはとても良い。自分のわからなかったところがはっきりわかるようになるので他の講義でもとり入れてほしい。

毎回の授業やプリントから先生の熱意が伝わってきて，自分も姿勢を正して取り組もうと思えた。しかし，もっと授業時間があれば，と思うこともしばしばあった。（せっかくのプリントをじっくり講義できず，早足で行うことがあったのが残念だった）

野菜のみを深く学べてよかった。普段生活している中でみかける野菜は限られているので，前回のカラーページで様々な野菜を写真でみられるのが楽しみだった。一般に普及している野菜以外の野菜にも意識をむけることができた。ＧＭＯについても半年前勉強したことよりも，より具体的に学べたと思う。これからもキャッチボール授業を続けて下さい。

毎回配布されるカラーページのプリントは作成するのも大変だったろうなと思うほどで先生の熱意が伝わってきました。

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