授業アンケートによるエクセレント・ティーチャーズ(平成19年度)

本学では平成15年度から,学生による授業アンケートの評価平均点が上位となった授業を担当した専任教員の氏名,科目名,授業構成の工夫等を「学生による授業アンケート結果」の一部として公表してきた。平成17年度からは,この授業担当者を「授業アンケートによるエクセレント・ティーチャーズ」と位置づけ,その上位者から,授業への取組・工夫等の報告を得て,紹介している。

平成19年度エクセレント・ティーチャー選定基準

  1. 平成18年度後期授業及び平成19年度前期授業の学生による授業アンケートの平均値(総合点)を対象とする。ただし,アンケート提出者が9名以下の少人数授業は対象としない。
  2. 教員をその所属部局により文系・理系に分け,また,アンケート提出者数別に,10〜24名・25〜49名・50名以上,の3つのクラスサイズに分け,総計6グループの中で1.の総合点が10位までとなる授業の担当者をエクセレント・ティーチャーズと呼ぶ。
  3. 各グループのエクセレント・ティーチャーズの上位3名から,授業の目的・内容,実行上の取組・工夫等についての報告を得て,紹介する。ただし,過去に紹介した教員は除く。
  4. 一人の教員が複数の授業で上位3名に入った場合は,すべての授業について報告を掲載する。ただし,対象者からの希望によって,一つの授業についてのみ報告を掲載することも可とする。
  5. 3. 4.や退職等で報告のない授業がある場合は,次点の授業担当者とする。

教員から報告された授業への取組・工夫等については,授業アンケートに協力してくれた学生へのフィードバックを当初の目的として公表してきた。しかし,この資料は同時に教員のFDや教員相互の授業参照資料として,他に例を見ない本学の貴重な教育資産となっている。すでにこれまで,評価平均点上位者を講師として部局のFDが開催されるなど,学内的に活用されただけでなく,読売新聞(北海道版)がこれら公表された資料にもとづいて,本学の教育活動の様々な取組を連載紹介しており,広く社会に知られるところとなった。

公表に至る検討の経緯や公表方法に関する考え方等は,平成15年度年次報告書(第1部第2章『学生による「授業アンケート」について』)同別冊「学生による授業アンケート結果」(PDF)を参照願いたい。

なお,授業アンケートは学生の視点からの評価であり,この指標のみが授業の質や教員の教育能力を示すものではないことを付言しておきたい。


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