令和2(2020)年10月、北海道大学総長に就任してから、今回のホームカミングデーで丸3年になりました。本学卒業生や関係者の皆様におかれましても、お元気でお過ごしのことと思いますが、月日が経つのは本当にあっという間ですね。

 北海道大学は2026年に創基150周年を迎えますので、今年からのホームカミングデーは、創基150周年カウントダウンイベントとして位置付け、教職員はもちろん、本学の大切なステークホルダーの皆様とともに、機運醸成を図っていきたいと考えています。
 全学行事の歓迎式典では、「光は、北から」をスローガンとした創基150周年記念事業や、それを支える記念募金についてご紹介します。
 また、部局行事の一つとして、オープンイノベーションハブ「エンレイソウ」の施設を無料開放します。この施設には、創基 150 周年記念事業を活性化するための情報発信等を行う拠点「ENLIGHT(エンライト)」を併設しております。普段は見学することができませんので、この機会にぜひお立ち寄りください。

 さらに、今回のホームカミングデーは、SDGs活動の一環としても開催します。本学は1876年開校の札幌農学校を前身としており、食料生産やフィールドサイエンス、環境科学に強みを持っています。より具体的なサステイナビリティへの取組としては、1996年に国立⼤学で初めて「キャンパスマスタープラン」を策定したことに始まり、2021年の「サステイナビリティ推進機構」の設置に至るまで、数多くの先進的な取組を行っております。今後も、本学の中期的ビジョンである「HU VISION 2030」に基づき、持続可能性を追求し、次世代に持続可能な社会を残すための取組を一層進めてまいります。
 全学行事では、SDGs研究の最前線で活躍している、北海道ワイン教育研究センター長の曾根教授による記念講演や、サステイナビリティ推進機構と連携協定先による活動報告を予定しております。また、部局行事ではキャンパスツアーを用意しておりますので、「SDGsの達成(世界の課題解決)に貢献する北海道大学」をぜひご体感ください。

令和5年9月30日 北海道大学総長
寳金 清博
寳金清博総長
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