4月1日に学内共同教育研究施設としてサステイナビリティ学教育研究センターが設置されました。
現在人類の目前に立ちふさがる問題として地球温暖化,生態系劣化,食糧の偏在と安全,環境悪化と感染症による健康被害,またこれらの根源にある急速なグローバル化,及び制約をもたらす社会的発展経路の解消など課題があがっています。そこで本センターでは,こうした諸問題に対応し人類の生存基盤の安定と持続可能な人類社会の構築に貢献するため,広範な研究領域を結集・交流・統合させた「サステイナビリティ学」を確立させること,及びサステイナビリティ学教育プログラムを実施し国際的な視点で持続可能な社会の構築を推進する人材を育成することを目標としています。
本学ではすでに,東京大学,北海道大学,京都大学,大阪大学,茨城大学が立ち上げたサステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)と協力し,Sustainability
Governance Project(SGP)の教育研究活動を実施しています。センター設置後は,このSGPをセンターの教育研究プロジェクトの一つとして継続実施し,学内外における関連研究の交流を推進するとともに,国内外の教育研究拠点との連携を強化し学際的な教育研究プロジェクトを企画することにより,点在する諸課題を統合した教育研究活動を展開します。
また,教育プログラムでは,高度な科学技術の知識を基礎に俯瞰的な視野でサステイナビリティ学を学ぼうとする大学院修士課程の学生を対象として,それぞれの専門分野の知識「Major(専門知)」に加え,他の専門分野の大学院で開講されている関連科目「Minor(専門知)」,及び大学院共通授業科目で開講する科目「俯瞰教育(総合知)」を履修させることにより,効果的なサステイナビリティ学教育を実現します。 |
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(サステイナビリティ学教育研究センター) |
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