部局ニュース

「第4回数学総合若手研究集会
〜他分野との学際的交流を目指して〜」 
−The 4th COE Conference for Young Researchers−

 標記研究集会が2月12日(火)から15日(金)にかけて,北海道大学学術交流会館にて開催されました。この研究集会は北海道大学21世紀COEプログラム「特異性から見た非線形構造の数学」の交流機能(代表:泉屋周一)の一事業として,大学院生,ポストドクターら若手研究者が中心となり企画されました(世話人: 宮口智成,上條亮, 河野真士,昆万佑子,佐藤康彦,広瀬大輔)。
 本研究集会は以下の2つの目的の元に実施されました。まずひとつ目として,数学に関連する様々な分野の若手研究者が集い,交流する場を提供することで,お互いの研究活動に刺激を与えること。もうひとつは,数学の各分野間の横型の連携と,基盤研究と応用研究間の縦型の交流という2つの軸に沿った交流を行うことにあります。
 こうした目的の元に,国内外から集まった49名(口頭講演25名,ポスター講演14名)の講演者の方々には,他分野の方にも分かり易いよう,入門的な内容も含めて講演をして頂きました。また,数学以外の分野(理論物理学,工学等)からも多くの方に参加して頂いたことは,本研究集会の大きな特徴と言えるでしょう。聴講者を含む全参加者は107名に及び,口頭講演,ポスター講演ともに,活発な議論と意見交換を行いました。
 「他分野との学際的交流」という難しい目標を掲げた研究集会でしたが,こうした研究集会の必要性は,多くの参加者の方々に支持されており,今後も同様の研究集会の開催を予定しています。
 
詳細はホームページをご覧ください:
http://coe.math.sci.hokudai.ac.jp/sympo/ccyr/2008/index.html

集合写真
集合写真

(理学院・理学研究院・理学部)

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