「オール北海道先進医学・医療拠点形成シンポジウム」を開催 |
大学院医学研究科は,札幌医科大学,旭川医科大学と協働して,「オール北海道先進医学・医療拠点形成」プロジェクトを,昨年8月から実施しています。3医育大学が今後4年間をかけて実施していくこの取り組みは,医科学分野の基礎研究の成果を,治験及び臨床試験に結びつけるための橋渡しを行う研究(TR:
Translational Research)の基盤整備及び構築を目的としており,産学官関係各機関から注目されているところです。またプロジェクトを実施する機関として,「北海道臨床開発機構」を同研究科内に立ち上げました。
この取り組みを始めてから半年後の2月22日(金)に,「オール北海道先進医学・医療拠点形成シンポジウム」を京王プラザホテル札幌で開催し,当該プロジェクトの半年間の活動状況の報告や学術講演を催しました。
シンポジウムに先駆けて記者会見が行われ,本間研一・医学研究科長,今井浩三・札幌医科大学長,吉田晃敏・旭川医科大学長がプロジェクトの概要等について発表を行いました。
シンポジウムでは約250名もの参加があり,本間機構長,今井学長,吉田学長の挨拶の後,菱山豊・文部科学省研究振興局ライフサイエンス課長,村上雅義・先端医療振興財団常務理事による基調講演や,白土博樹教授による本機構の事業概要説明が行われました。また,永井栄一教授による橋渡し研究の概要紹介の後,安田和則教授(北海道大学),本望修講師(札幌医科大学),迫康仁助教(旭川医科大学)から,それぞれの研究発表が行われました。特別講演では,小池隆夫教授の座長のもと,大橋靖雄教授(東京大学大学院医学系研究科生物統計学)による講演がなされました。今回は発表者の音声とパワーポイントをインターネットでのウエブ配信を実施し,シンポジウムの内容を国内外に向けて発信したことも特徴で,多くの方が閲覧可能な体制を整えました。
シンポジウム終了後に行われた懇親会でも多数の方が参加。倉崎高明・文部科学省研究振興局研究振興戦略官,佐伯浩・北海道大学総長,佐藤俊夫・北海道企画振興部長,大和田勲・北海道経済連合会専務理事からも祝辞をいただき,会は成功裏に終了しました。 |
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記者会見に臨む今井浩三・札幌医科大学長,本間研一・大学院医学研究科長,吉田晃敏・旭川医科大学長 |
大勢の参加者が詰めかけたシンポジウム会場 |
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(医学研究科・医学部) |
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