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情報科学研究科,フィリピン共和国・フィリピン大学ディルマン校工学部と
部局間交流協定を締結

 情報科学研究科では,4月28日(水)にフィリピン共和国・フィリピン大学ディルマン校工学部と学術交流に関する協定を締結し,同時に学生交流に関する覚書を締結しました。
 同大学は,フィリピン共和国における歴史のある著名な大学の一つであり,フィリピン共和国内最大の国立大学です。同大学は11の異なるキャンパスで構成されていますが,ディルマン校はその中で最大のキャンパスを持ち,フラッグシップキャンパスと呼ばれています。さらに工学部は,ディルマン校の中で最大規模の学部です。
 本研究科とは,およそ5年間にわたり,研究交流,国際ワークショップ共同開催などを行っており,多くの学術交流の実績を有しています。さらに情報通信ネットワーク技術に関する共同研究を開始し,それにより,教員と大学院生を含めた交流や共同研究も始まっています。
 また,米国電気電子学会(IEEE)などの支援を受け,本研究科と同大学の教員が実行委員会の主要な委員となり,数回にわたって国際ワークショップなどを開催し,次世代の情報技術・通信ネットワークに関する学術会議を行っています。
 これらを背景に本協定を結ぶこととなり,今後は,国際ワークショップ開催や共同研究などをより一層推進したいと考えています。また,それを基盤として,他のアジア各国も含めた国際シンポジウム・コンファレンスや国際共同研究プロジェクトなどを実施したいと考えています。
 さらに同大学工学部・工学研究科との学生交流に関する覚書を締結することで,教育面での交流が今後一層活発に行われることが期待されます。
 本研究科では,平成14年度に21世紀COEプログラム「知識メディアを基盤とする次世代ITの研究」が採択され,平成19年度にはグローバルCOEプログラム「知の創出を支える次世代IT基盤拠点」が採択されました。これらのCOEプロジェクトでは,アメリカ・ヨーロッパの海外拠点との研究交流や国際会議・部局間交流なども視野に入れて拠点形成を進めていますが,グローバルCOEではさらにその活動をアジアにも広げ,全世界との交流を推進しています。本協定はその一環としても締結されています。
 
調印後の記念撮影
調印後の記念撮影
 
(情報科学研究科)
 

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