電子科学研究所が理化学研究所基幹研究所と連携研究推進協定を締結 |
電子科学研究所は,理化学研究所基幹研究所と連携研究室型による「光科学」の共同研究推進に関する協定を4月9日(金)に締結いたしました。
両研究所は,すでに平成19年12月に同様の連携協力協定を締結し,埼玉県和光市の理研基幹研究所内に「北大電子研連携研究室」を開設しており,理研基幹研究所の長田義仁副所長をリーダーとする「分子情報生命科学特別研究ユニット」と協力してソフト&ウエット型バイオ運動素子とその材料系を創製し,生体組織代替運動システムにまで応用することを目的とした共同研究を展開しております。
今回,新たに締結する連携協力協定は,両研究所の共通のテーマである「複合領域ナノサイエンス」の研究に関する連携をより深化させるため,双方の意志に基づき,「光科学」に関する連携研究を進めるためのものです。
本連携協力協定は,これまでに両者が培った先端的かつ先導的研究の高いポテンシャルを相互に活用して,革新的光デバイスの開発などを視野に入れた共同研究を推進するものであり,また,将来にわたり新しい「光科学」の研究領域・研究分野の開拓やその推進を担い得る人材の育成を目指すもので,有効期間は平成22年4月から平成27年3月までの5年間です。
電子科学研究所は,これまでに分子科学,生命科学,およびそれらを繋ぐ光科学,数理科学が融合した「複合領域ナノサイエンス」の開拓に取り組んでおり,今回の新たな理研との連携に伴い,理研が展開しているナノサイエンス研究との融合,交流などを積極化し,研究のさらなる活性化を図っていきます。
本連携により,これまで以上に双方の人的・物的資源の積極的な活用が図られ,理研の進展に大きく貢献するとともに,電子科学研究所の進める「複合領域ナノサイエンス」そのものにフィードバックしていくものと期待されます。 |
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協定書調印後,握手する三澤所長(左)と
玉尾理化学研究所基幹研究所長(右) |
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(電子科学研究所) |
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