総合博物館では4月10日(土)土曜市民セミナー「新任館長挨拶」を開催しました。講師は今年4月に就任した松枝総合博物館長です。
総合博物館では昨年度を開館10周年と位置付け,各種の記念行事を催しました。セミナーでは,改めてその設置目的と使命の再確認を行うと共に,総合博物館のこれまでの歴史を振り返りました。次いで,総合博物館の概要と現状や活動状況(展示,教育,研究,普及活動等),さらには国際交流について,その多彩で活発な活動状況を紹介しました。現在は総合博物館管理下にある水産科学館及びモデルバーンについて,それらの現状と課題等についても触れました。また,現在博物館が抱えている各種の検討課題(収蔵スペース,展示,研究,教育等),特に全館本格改修や有料化問題,北海道・札幌市との連携構想および博物館法改正問題などについても紹介し,北大総合博物館の将来構想について述べました。
最後に,博物館が収蔵管理する膨大な標本群の評価と有効利活用に関連して,21世紀の人類最大の重要課題である「資源と環境」問題について言及しました。
会場に集まった70名を超える市民の方々は熱心に聞き入っていました。 |
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ポスター |
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(総合博物館) |
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