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「アンモナイト銅版画展」を開催

 総合博物館1階知の統合のコーナーで,平成22年2月16日(火)から4月18日(日)まで「アンモナイト銅版画展」が開催されました。この展示は,「北海道アンモナイト博物館」(北海道新聞社発行)の著者である,版画家福岡幸一さん(全道美術協会会員・日本古生物学会会員)の銅版画を中心に行われたものです。福岡さんは,長年北海道でアンモナイト化石を収集しています。その経験と知識を基にして,それぞれのアンモナイトの特徴を銅版画として表現し,作品を仕上げています。そのため,作品には版画の芸術性だけではなく,科学的情報も組み込まれ,非常にユニークな展示になりました。北大総合博物館に所蔵されている模式標本の作品も新規に作って展示しました。アンモナイトだけではなく,恐竜類ニッポノサウルスなどの脊椎動物の版画も展示されました。分類別と時代別の2つのコーナーに分けて,違った側面からアンモナイトを見ることができる展示になりました。道内外から多くの方がこの展示を見るために札幌に来たようです。作品と標本をじっくり見比べる来館者が多く,満足度の高い展示となりました。
 
アンモナイト銅版画展   アンモナイト版画展
 
(総合博物館)
 

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