工学部では,去る4月21日(水)に危険作業講習会を開催しました。
本講習会は,大阪大学安全衛生管理部副部長である山本仁教授を講師として招き,多くの研究室が定常的に取り扱っているエタノール等の薬品を実際に燃焼させ,危険性を体験してもらう内容としました。
安全教育を徹底するこの時期に開催したこともあって,安全教育の一環としてクラス・研究室単位での参加も見られ,実に200名弱の教職員・学生にお集まりいただき,実施したアンケートにおいても多数の好評をいただくことができました。
山本教授によると,薬品が関与する事故の原因は,使用する薬品の知識不足がその大半を占めていると言われており,その傾向は専門的な知識を要する化学系よりも,実験過程で臨時に薬品を取り扱う物理系の方がより顕著であるとのことです。
また,失明や中毒症状等を引き起こさないためには,日頃から指導教員が率先して,指導の際に作業着・保護メガネ等を着用し,学生へも着用を促すことが重要であるとの説明を受けました。
今回,工学部では北海道大学オープンコースウェアと連携し,本講習会の模様を動画教育教材として収め,学内端末からであればどなたでも閲覧できるようにしました。工学部のみならず,他部局においても薬品に関する安全教育の教材としてご活用下さい。 |