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薬学部第13回生涯教育特別講座を開催

 薬学部生涯教育特別講座は,同窓生を含む医療関係者及び一般市民を対象に,医療における諸問題について最新の情報を提供することを目的として実施しています。
 今回,第13回春季講演会を6月11日(金)に,北海道大学薬学部臨床薬学講義室において開催しました。当日は,同窓生に加えて,薬学部のホームページより本講座の開催を知った市内外の薬剤師,さらには薬学部学生など,79名の参加者がありました。
 講演会では,第一題目として北海道大学病院先進急性期医療センター部長・教授の丸藤哲先生から「地域医療と救急医療」というタイトルでご講演いただきました。本講演では,地域医療の現状ならびに札幌市の救急医療事情について,問題点や市民全体で取り組む改善策などわかりやすく解説してもらいました。続いて,ファルメディコ株式会社代表の狭間研至先生より「薬剤師と在宅医療」という題で,薬剤師によるバイタルチェックやフィジカルアセスメントの重要性や医療の現場で薬剤師に求められていることを話題提供していただきました。会場からは数多くの質問が寄せられ,活発な議論が行われました。
 次回は,10月16日(土)15時30分から秋季公開シンポジウム・教育講演が開催されます。道内2施設に薬剤師として勤務する本学卒業生が最新の薬剤業務について紹介いたします。さらに,University of Maryland Medical Centerの前田幹広Pharm.D.による「米国での集中治療室における薬剤師の役割と育成システム」について講演予定です。

 
(薬学研究院・薬学部)
 

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