7月23日(水),衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会一行が本学を視察されました。
今回の視察は,科学技術,イノベーション推進の総合的な対策に関する実情調査を目的として実施され,同委員会から竹本直一委員長,三原朝彦理事,福田昭夫理事,馳 浩理事,伊東信久理事及び宮本岳志委員の6名が来学されました。
同日午前に医学研究科に到着し,川端和重理事・副学長,村田直樹理事・事務局長,笠原正典医学研究科長及び寳金清博大学病院長等の出迎えを受けた一行は,医学研究科の白𡈽博樹教授から,昨年度まで5年間にわたって内閣府最先端研究開発プログラム(FIRST)の支援を受けた,「持続的発展を見据えた分子追跡放射線治療装置の開発」事業の実績や陽子線治療の概要,さらに世界最先端の研究成果に基づく米国スタンフォード大学からの研究ユニット誘致等について説明を受けた後,北大病院陽子線治療センターへ移動し,動体追跡陽子線治療装置を視察されるとともに,寳金病院長から北大病院の国際化について説明を受けました。
その後,事務局へ移動した一行は,山口佳三総長ほか理事等と懇談し,山口総長から,本学の概要や「北海道大学近未来戦略150」について説明を受けるとともに,大学院教育,人材育成,グローバル化対応等について活発な意見交換が行われました。
午後には,北海道庁,北海道経済連合会及びノーステック財団の関係者も同席のもと,北キャンパスエリアにおける産学官連携施設を視察され,川端理事・副学長から,本学の研究活動や新産業創出のための産学地域協働の取組の概要について説明の後,理学研究院の圦本尚義教授から,オープンファシリティとしての「同位体顕微鏡システム」について,また先端生命科学研究院の綾部時芳教授から,生物機能分子研究開発プラットフォーム(動物実験施設)について,それぞれ産学官連携の諸活動及びその成果を中心に説明を受け,全行程を終了しました。