カルチャーナイトとは,札幌の夏の一夜,公共施設などを夜間開放し,市民の方々に地域の文化を楽しんでいただくイベントです。総合博物館では,平成16年度から毎年カルチャーナイトに参加しています。今年は7月18日(金)に「チェンバロと星空の夕べ」を開催し,開館時間を午後9時まで延長して展示を公開しました。カルチャーナイト一週間前には,夏季企画展示「学船 洋上のキャンパスおしょろ丸」が開幕していて,仕事帰りに企画展を見に来てくださった来館者も多数いました。
午後6時開演のチェンバロ演奏会は3つのプログラムで構成され,リハーサルの段階から席が埋まり,開演時には立見の方々も多く見られました。宇宙の4Dシアターも定員をはるかに上回る人気で,事前配布の整理券を求めて長蛇の列ができていました。演目は「天かける単身赴任−織姫星と彦星−」で,参加者は夏らしい夜空の話に耳を傾けていました。
博物館前では「札幌星仲間」による夏の星座の観察会が行われ,多くの方々が様々な望遠鏡を覗き,望遠鏡によって少しずつ見え方が異なる天体の姿を楽しんでいました。
毎年恒例のこれらの企画に加え,今年は「博物館コミュニケーション特論T」を受講した学生による“Hello, Museum!”も博物館側面のウッドデッキで開催しました。会場では学生と一緒に工作をする企画があり,親子連れの来館者に好評でした。「学船 洋上のキャンパスおしょろ丸」に因んだ,おしょろ丸乗船実習生の制服を着ての記念撮影会もありました。
今年のカルチャーナイトも多くの方にご参加いただき,様々な企画を楽しんでいただきました。