7月28日(月),大学文書館では,宍戸昌夫氏(横浜市立大学名誉教授)より,旧制高校・大学予科の徽章35点のコレクションをご寄贈いただきました。
宍戸氏は,1935(昭和10)年北海道帝国大学予科医類に入学,1939(昭和14)年予科修了後に医学部に進学し,1942(昭和17)年第18期生として卒業されました。
この度受贈した徽章は,第一高等学校,第二高等学校,第三高等学校,第四高等学校,第五高等学校,第六高等学校,第七高等学校造士館,第八高等学校,松本高等学校,新潟高等学校,山口高等学校,松山高等学校,水戸高等学校,山形高等学校,佐賀高等学校,弘前高等学校,松江高等学校,東京高等学校,大阪高等学校,浦和高等学校,福岡高等学校,静岡高等学校,高知高等学校,姫路高等学校,広島高等学校,台北高等学校,富山高等学校,浪速高等学校,府立高等学校,北海道帝国大学予科,京城帝国大学予科,武蔵高等学校,甲南高等学校,成蹊高等学校,学習院高等科の徽章です。黒地に,各校の白線の本数も復元されて、取り付けられています。
宍戸氏からのお手紙によると,成城高等学校では学生帽を未着用のため徽章がなく,植民地下の台北帝国大学予科・旅順高等学校・京城帝国大学予科の徽章は収集が困難であり,京城帝国大学予科の徽章は戦後の複製品を入手して,それ以外のものは戦前に実際に使用されていた34点を収集して,このコレクションを成し遂げられたとのことです。
今後,大学文書館では,受贈資料を大切に保存するとともに,希望者には閲覧室にてご覧いただき,展示・見学会などで活用していきます。