北方生物圏フィールド科学センターでは,水圏ステーション七飯淡水実験所の竣工を祝い,12月5日(金)に竣工記念式典・祝賀会を行いました。
式典・祝賀会は,新実験所の施設見学の後,函館国際ホテルにおいて開催しました。本村泰三センター長の式辞に続き,山口佳三総長,安井 肇水産科学研究院長,原 彰彦名誉教授(七飯淡水実験所第3代目所長)から祝辞があり,佐伯 浩一般社団法人寒地港湾技術研究センター代表理事会長(前総長)による祝杯の後,懇談に入りました。祝賀会では,山羽悦郎七飯淡水実験所長より,「七飯淡水実験所の過去,現在,そして未来」と題して同実験所の紹介が行われ,盛会のうちに閉会となりました。
七飯淡水実験所は,昭和15年に,函館高等水産学校の養殖場として用地買収されたことに始まります。昭和24年に本学水産学部が設置された後,昭和34年に養魚実習施設が新築され,昭和41年に研究施設「七飯養魚実習施設」として定員が配置されました。その後,水産学部に附属する養殖施設として教育・研究に貢献し,平成13年には,北方生物圏フィールド科学センターに統合されました。
新しく竣工した施設では,これまでの学部・大学院教育,七飯町や函館市等の道南地域での社会教育に加え,本学全体としての教育・研究に貢献し,地元の皆様に愛される施設として地域とともに発展していくことが期待されています。