3月30日(月),百年記念会館大会議室にて「北大発ベンチャー促進懇談会〜サッポロバレーから学ぶ北海道の創業支援策〜」を開催しました。
本学では,北大発ベンチャーの設立を促進するための支援制度を本年4月から順次始動します。この懇談会はそのキックオフとして実施したものです。本学産学連携本部(4月から産学・地域協働推進機構)が主催し,独立行政法人中小企業基盤整備機構北海道本部の共催,経済産業省北海道経済産業局,北海道,札幌市,北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会,公益財団法人北海道中小企業総合支援センター,一般財団法人さっぽろ産業振興財団,株式会社北洋銀行,株式会社東京大学エッジキャピタル,北海道ベンチャーキャピタル株式会社にご後援いただき,将来の北大発ベンチャーを支える各機関に本懇談会の運営をご支援いただきました。
懇談会では,産学連携本部長である川端和重理事・副学長の挨拶からはじまり,次に基調講演として「アベノミクス・成長戦略の中心施策:創業促進」のテーマで中小企業基盤整備機構の矢島敬雅理事にご講演いただきました。次に特別講演として「サッポロバレーへのファンレター 北大発ベンチャーの作り方と楽しみ方」のテーマで情報科学研究科の山本 強教授が講演を行い,その後パネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは「生かせ!大学のシーズ!ベンチャー起業指南」をテーマとして,コーディネーターに産学連携本部の牧内勝哉副本部長,パネラーに工学研究院の金子純一准教授,国際広報メディア・観光学院の野口将輝氏,株式会社エヌビィー健康研究所 代表取締役の高山喜好氏,投資会社Uni-Asia Holdings Limited 前会長の吉田一彦氏の4名を迎え議論を交わしました。
最後に,「北大の新しいベンチャー支援制度概要」と大学発ベンチャー等のインキュベーション施設である「北大ビジネス・スプリング」の説明を行いました。当日は,定員を大きく上回る94名の方に参加いただき,改めて「北大発ベンチャー」の関心の高さを確認することができました。
懇談会終了後,各支援機関の個別相談コーナーを設置しましたが,学内研究者を中心に6件の相談があり,活発な意見交換が行われました。
4月から産学連携本部は改組・拡充し,産学・地域協働推進機構となり,新たに「創業デスク」を設置します。創業デスクでは,ベンチャー設立を考えている研究者及び学生と,各種支援制度を運営している支援機関とのマッチングを行います。また,平成27年度秋以降に北大発ベンチャーの認定制度を設ける予定でおり,その窓口業務も担当します。
皆様のお問い合わせをお待ちしています。
◆産学・地域協働推進機構
産学推進本部創業デスク担当 須田
E-mail:startup%mcip.hokudai.ac.jp(%は@に置き換え)
電話番号:011-706-9559