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ザンビアで留学コーディネーター配置事業を開始

セレモニーでの記念撮影

セレモニーでの記念撮影

 本学では,文部科学省の委託事業である平成26年度留学コーディネーター配置事業(アフリカ・サブサハラ)を受託したことに伴い,3月13日(金)にザンビア共和国ルサカ市にあるザンビア大学で本事業のキックオフセレモニー,日本留学説明会及びワークショップを開催しました。
 本学では,平成24年にザンビア大学獣医学部内に,アフリカにおける大学の広報,学生・研究者交流促進の拠点として北海道大学ルサカオフィスを設置しました。同オフィスの所長である獣医学研究科の奥村正裕教授と現地職員1名が中心となり活動を行ってきましたが,このほど,留学コーディネーター配置事業を受託したことで,本学のみならず,日本全国の大学へアフリカ・サブサハラ地域から優秀な学生の日本留学を促進する活動を行うこととなりました。
 キックオフセレモニーでは,本学の山下正兼副学長による挨拶の後,ザンビア大学ステファン・シムカンガ副学長から祝辞があり,その後,小井沼紀芳駐ザンビア特命全権大使及びザンビア共和国教育・科学・職業訓練・早期教育省のパトリック・ヌカンザ事務次官から歓迎の言葉がありました。
 セレモニーに続いて,主としてルサカ市内の学生や高等教育機関の研究者を対象に,日本留学説明会を行いました。説明会では留学コーディネーター配置事業の概要説明の後,在ザンビア大使館の関山雄太三等書記官による国費留学に関する説明があり,その後,日本の大学紹介と,日本留学経験者から体験談の報告がありました。
 説明会には,会場の定員を超える241名の参加者があり,設置した日本の13大学の資料がすべて無くなるなど,ザンビアの学生の日本留学への関心の高さを示すものとなりました。
 また,本行事にあわせて,ザンビア大学鉱山学科と本学の研究者による「鉱山と環境に関するワークショップ」が実施され,ザンビア大学から12名の研究者と本学から10名の教職員が参加しました。
 これらの行事により,研究交流を促進し,また,日本留学に関するより多くの情報を提供することで,多くの学生が日本留学に対して興味を持ち,ザンビアからの留学生増加につながることが期待されます。
 ルサカオフィスでは今後も,サブサハラ地域からの日本留学促進のため,留学説明会の実施,教育・研究機関等との連携拡大,教員や学生の相互交流の促進を行っていく方針です。
日本の大学の資料を受け取るルサカ周辺の大学生

日本の大学の資料を受け取るルサカ周辺の大学生

日本留学説明会の会場の様子

日本留学説明会の会場の様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

(国際本部国際連携課)

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