4月1日(水)に,学内共同施設(特定業務施設)として「埋蔵文化財調査センター」が設置されました。
本学は,構内全域が「文化財保護法」に定めるところの「周知の埋蔵文化財包蔵地」であるため,土地の掘削を伴う工事等が計画された場合,これまでは,埋蔵文化財調査室が緊急調査を実施してきました。
しかし,年々増える工事とそれに伴う緊急調査による対応では,今後も実施される各種工事の進捗に対して大きな不安と危険性をはらんだ状況が生じていました。
この状況を打開するため,構内の未調査地区における遺跡の学術的な調査を計画的に実施可能とし,さらに,出土資料は学術資産・地域資源として研究・公開・保存するなど,地域連携の更なる進展を可能とする組織として埋蔵文化財調査室を学内共同施設(特定業務施設)へ発展的に改組することとしました。
将来的には,北海道における埋蔵文化財ネットワークの中核となって新たな地域文化創出の拠点に発展することを目指します。