9月8日(火),医学研究科臨床大講堂において「利益相反セミナー」を開催しました。利益相反を対象とした全学的なセミナーは昨年度に引き続き2回目の開催となり,約100名の参加がありました。
冒頭で本学利益相反審査会会長である安田和則理事・副学長から挨拶があった後,「産学官連携における利益相反の考え方〜大学の利益相反マネジメント〜」と題して,新日本有限責任監査法人の公認会計士である江戸川泰路氏から,利益相反マネジメントの歴史的経緯,目的,方法及び留意点などについて,最近の利益相反に関するトピックを交えて講演いただきました。
講演の中では,大学において産学連携活動を行うことは重要だが,同活動によって利益相反の状態は必ず発生し,その状態は社会から疑念を持たれる可能性があるため,大学の社会的信頼の確保及び教職員の保護のために利益相反マネジメントが必要であるといった説明がありました。
また,大学における産学連携活動で利益相反が懸念される事例が具体的にあげられ,集まった参加者は,利益相反とそのマネジメントについての理解を深めていました。