GI-CoRE量子医理工学グローバルステーションは,スタンフォード大学放射線腫瘍学科と合同で,8月22日(月)から26日(金)まで,国際本部中講義室及び陽子線治療センターを会場とし,第3回GI-CoRE医学物理サマースクールを開催しました。今年で3度目となるサマースクールには例年よりも格段に多い49名の応募があり,厳正な書類選考の結果,米国,中国,ドイツ,韓国,ベトナム,タイ,バングラデシュ,ネパール,ガーナ,パキスタン,ナイジェリア,ラトビア,日本から19名が参加しました。
また,本学医学研究科,工学院,保健科学院,病院,情報基盤センターからの講師に加え,スタンフォード大学,カリフォルニア大学(UCLA),国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所,名古屋陽子線治療センター,株式会社日立製作所から多彩な講師陣を迎え,陽子線治療装置を使った実習に加え,アイソトープ総合センターでの画像誘導放射線治療(IGRT)実習も組み込む等,例年よりも臨床研修を強化した内容のカリキュラムでの実施となりました。
受講者からは,理論と実習を網羅した包括的なコース内容に対して大変高い評価を得ると共に,講義後のアンケート調査実施により来年度に向けての改善点も確認することができました。なお,本サマースクール実施によって培われてきた多様なバックグラウンドを持つ国内外からの学生受入及び教育にかかる経験・知識を活かし,平成29年4月に開設される医理工学院でも世界各国からの優秀な学生を受け入れる予定です。