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平成28年度「局所排気装置等の定期自主検査者講習」を開催

 化学物質を扱う際にばく露を防止して安全に実験を行うための装置として,本学でもドラフトチャンバー等の局所排気装置が多数の実験室に設置されています。これらの適切な維持管理のために,労働安全衛生法では1年を超えないごとの定期自主検査が義務付けられています。その知識・技能の習得を目的として,「局所排気装置等の定期自主検査者講習」を開催しました。今年度は,9月13日(火)から16日(金)に,昨年度の理学部に加え,水産学部(函館キャンパス)及び工学部の3会場で計5回実施し,合計33人が受講しました。
 講習では,厚生労働省の示す「局所排気装置の定期自主検査指針」に則った定期自主検査の技能の習得だけに留まらず,定期的なメンテナンスが必要になることやその方法の習得,性能低下時の不具合の発見と問題の切り分けができること,そしてそれらを研究室の学生達にも指導できることを目標として,川上貴教安全衛生本部教授による座学と,金澤浩明茨城大学工学部技術部技術専門職員による実技により,理解を深めました。
 なお,化学物質取扱講習会の受講,講習後に実施する各研究室のドラフトチャンバーの検査結果提出等,一定の条件を満たした本講習受講者に修了証を発行することとしています。
 また,本講習は,今後も毎年度開催することを予定しています。局所排気装置等を使用する研究室の教職員におかれましては,積極的に受講するようお願いします。

講習の内容

1.局所排気装置の定期自主検査指針
2.検査に使用する測定器等に関する知識
3.フード,ダクト及び吸排気の能力に関する検査方法(実技)
4.ファン及び電動機に関する検査方法(実技)

講義の様子

講義の様子

実技の様子実技の様子

実技の様子

(安全衛生本部)

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