全学ニュース

第1回食科学プラットフォームセミナーを開催

 9月27日(火)農学部大講堂において,産学・地域協働推進機構が主催する第1回食科学プラットフォームセミナーを開催しました。当セミナーは,「食と健康」研究会の趣旨を継承しつつ,“食(生産,加工, 流通)”を重点テーマとして産学官の研究者等,関係者が自由闊達に意見交換できる場を提供しています。
 今回は「北海道農業の現状と将来を考える」と題し,北海道農業の現状を知り,将来に対する課題を抽出するとともに,その解決策について議論しました。会場には大学教職員,学生,道内外企業,農業関係者,道内研究機関,官公庁から95名の参加がありました。
 はじめに,農学研究院の川村周三教授から「進化する北海道の農畜産物−その成果と課題−」と題し,北海道における米,ジャガイモ,牛乳,ニンジンそれぞれの保存技術に関する現状と課題について話がありました。北海道立総合研究機構農業研究本部企画調整部長の原 仁氏から「北海道農業の現状と農業試験場の技術開発」と題し,北海道における農業経営の現状と北海道立総合研究機構の取り組みについてお話しいただきました。また特別講演として,パナソニック株式会社AVCネットワークス社アグリ事業推進室主幹の松葉正樹氏から「パナソニックの植物工場事業の取組み」と題し,日本各地で建設されている「植物工場」の現実とパナソニックの取り組みについてご講演いただき,大変な反響がありました。
 本プラットフォームでは,「食」をテーマに学内外の講師や若手研究者が研究成果等を発表し,交流することを目的としています。このプラットフォームは,安全・安心で高品質な「食」に恵まれた北海道において「農業」「漁業」「食品加工」分野のプロジェクト創成を目的とした,産学官のプラットフォームとして機能することを目指し,定期的にセミナー等を開催しています。  本プラットフォームの事務局は産学・地域協働推進機構が担っていますが,今後も皆様の期待に応えられるよう,新たなプロジェクト形成に向けて,関係者のご協力を得ながら具体的な成果の創出を目指して参ります。
 本プラットフォームに興味のある学内研究者は,お気軽にお問い合わせください。
◆jigyo%mcip.hokudai.ac.jp(%は@に置き換え)
農学研究院 川村教授

農学研究院 川村教授

北海道立総合研究機構農業研究本部企画調整部 原部長

北海道立総合研究機構農業研究本部企画調整部
原部長

パナソニック株式会社AVCネットワークス社アグリ事業推進室 松葉主幹

パナソニック株式会社
AVCネットワークス社アグリ事業推進室 松葉主幹

総合討論の様子

総合討論の様子

会場の様子

会場の様子

(産学・地域協働推進機構)

前のページへ 目次へ 次のページへ