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人材育成本部上級人材育成ステーションS-cubicで
第29回「赤い糸会&緑の会」を開催

 人材育成本部のS-cubicでは,9月14日(水)に学術交流会館にて本年度第1回目の「赤い糸会&緑の会」を開催しました。
 本会は,企業と若手研究者(DC,PD)との直接情報交換会であり,企業には若手研究者の高い専門性や総合力を理解いただき,若手研究者には企業の研究開発活動や企業における博士の活躍状況等を知ってもらうことで,相互理解を深め,視野の複線化,活躍フィールドの拡大を図ることを目的としています。
 今回で「赤い糸会&緑の会」は通算29回目の開催となり,若手研究者の参加も回を重ねるにつれ増加し,9部局から34名(DC:31名,PD:3名),また,平成26年度末より採択された科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業で,東北大学から3名,名古屋大学から1名の若手研究者が参加し,さらに本学と個別連携しているお茶の水女子大学から1名,兵庫県立大学から1名の若手研究者も参加しました。企業からは,各種業界から16社(40名),オブザーバ企業1社,オブザーバ大学4校,総勢44名にご参加いただきました。
 本会では,冒頭の人材育成本部長の望月恒子教授による開会挨拶,赤い糸会担当の樋口直樹特任教授による趣旨説明の後,参加企業の皆様から業界動向や博士の活躍状況等の紹介が行われ,その後,若手研究者の自己紹介ポスター発表,企業ブースを訪問しての個別情報交換等が活発に行われました。
 さらにはこの「赤い糸会&緑の会」を通じて企業に就職した若手研究者の先輩方5名が今回の企業説明会に参加し,後輩達に対して熱い思いを語ってくれました。
 開催後の企業側のコメントからも,「初めての参加でしたが学生の方が熱心に取り組まれていて驚きました。今後も参加を続けさせていただきたいです」「学生の意欲も高く,企業としても楽しめました。ありがとうございました」との声をいただくことができました。また参加した若手研究者からは,「大学内にいては経験が出来ない多くの企業とのマッチングの検討は大変参考になった」「思っていたよりも企業の方が積極的で熱心に取り組まれていて驚きました。今後も参加を続けさせていただきたいです」といった嬉しい声も聞かれました。
 終わりに,人材育成本部では以上の活動に加えて,企業事業所視察,Advanced COSA,J-window,キャリアパス多様化支援セミナー,キャリアマネジメントセミナー,また企業での長期インターンシップ等を通して,これまで以上に若手研究者の実践力を高めることへ注力して参りますとともに,コンソーシアム結成により,東北大学や名古屋大学が運営しているより多くの洗練されたプログラムを博士たちに提供できるようになりましたので,今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 なお,興味のある方は人材育成本部のホームページをぜひご覧ください。
http://www2.synfoster.hokudai.ac.jp
望月人材育成本部長の開会挨拶

望月人材育成本部長の開会挨拶

樋口人材育成本部特任教授の趣旨説明

樋口人材育成本部特任教授の趣旨説明

企業からの業界動向説明

企業からの業界動向説明

説明に聞き入る若手研究者

説明に聞き入る若手研究者

若手研究者のポスター発表

若手研究者のポスター発表

企業との個別情報交換

企業との個別情報交換

(人材育成本部)

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