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北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 忍路臨海実験所100周年記念シンポジウム


   2007年は『ファーブル昆虫記』の最終巻(第10巻)の発刊後100年目にあたることを記念し,日本の博物館5館とフランス国立自然史博物館が国際合同企画展示を開催します。本学での開催はその最初にあたります。  ファーブル自身と昆虫記,そして昆虫記発刊後100年間に昆虫記が日本人に与えた影響に焦点をあて,日本国内およびフランスへアピールすることを目的に開催します。

(参照)http://www.museum.hokudai.ac.jp/exhibition/kikaku45/

 北海道大学で開催する意義として(1)本学の昆虫学研究が国内において最も伝統があり,現在も多くのフィールドサイエンス分野の研究成果が生み出されている土壌にあることなどから相応しいこと。(2)特にファーブルに影響された著名な研究者,常木勝次・坂上昭一を輩出しており,彼等を中心に本学の昆虫学研究・自然史学研究とその系譜を再認識すること。(3)さらに本学の特色でもある自然史科学の研究の面白さについて,その研究成果をとおして広くアピールすることは,自然史研究のより一層の促進をうながすことがあげられます。  北海道大学総合博物館内を展示会場とし,第1部のプロローグ,第2部の昆虫記の世界,第3部のファーブルの時代と日本,第4部の100年後の昆虫記,第5部のエピローグまで,ファーブルの昆虫記の全像を紹介しながら,日本の自然,虫を愛でる文化の発展やファーブルが日本で紹介された経緯,更には,昆虫学の深まりと広がりや昆虫を利用した研究などを紹介しますのでご覧ください。


   ◎ 開催期間   平成19年7月1日(日)から9月17日(月)まで
   ◎ 開催場所   北海道大学総合博物館1階および3階展示室
   ◎ 問い合わせ 北海道大学総合博物館事務室 TEL 011-706-2658・3607