第5回「北大・九大合同フロンティア・セミナー」開催のご案内
1.開催案内北海道大学と九州大学は、それぞれの大学が現在進めている研究を、広く産業界、社会人、同窓生の皆様に知っていただき、各分野の方々との連携・交流を深めるため、標記セミナーを合同で開催しております。
第5回目となります今回のセミナーを、「縄文と弥生」をテーマに、平成22年2月24日(水)に開催いたしますので、多数の皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます。
2.セミナー概要
(1) 日時: 平成22年2月24日(水) 18:30〜20:45
(2) 場所: 東京ステーションコンファレンス(JR東京駅、東京メトロ東西線大手町駅)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目7−12 サピアタワー5階
電話:03−6888−8080
〈参考〉東京ステーションコンファレンスの地図
(3) プログラム
【講 演】
石森 秀三(北海道大学 観光学高等研究センター長 特任教授)
【演題:縄文文化と弥生文化、そして現代日本】
日本文明はいま大きな曲がり角を迎えています。世界的に政治・経済・文化の力学に大きな変動が生じており、日本では今後さまざまな分野での改革が不可欠になります。とくに低炭素革命に対応して、日本人のライフスタイルの革新が必要になります。日本文明の基底をなす縄文文化と弥生文化の比較をとおして、現代日本におけるライフスタイル・イノベーションのあり方を考えます。
宮本 一夫(九州大学 大学院人文科学研究院 教授)
【演題:縄文文化VS弥生文化−農耕社会の成立という観点から−】
近年、狩猟採集社会として考えられていた縄文社会に、クリ栽培やイネ・アワ栽培などの栽培化の事実が判明しつつあり、縄文社会の見直しが進みつつあります。しかし、その栽培化は人間と食用植物との関わりに於いて環境に適応した形で生まれたものであり、集団労働という面では組織的なものではなく、かつ社会的に分節する方向に発展しませんでした。弥生社会の灌漑農耕こそが、労働における社会的な分節から社会的な階層や社会の複雑化を生むものであって、必然的に古代国家への胎動を促すものでありました。そこに両文化の大きな違いを見いだすことができます。
・・・・・・・・・休 憩・・・・・・・・・
【パネルディスカッション】
テーマ:「縄文と弥生、そして現代日本」
・コーディネーター:佐藤 誠(北海道大学 観光学高等研究センター 特任教授)
・パネリスト :石森 秀三(北海道大学 観光学高等研究センター長 特任教授)
宮本 一夫(九州大学 大学院人文科学研究院 教授)
3.参加対象
講演内容に関心のある方、どなたでもご参加いただけます。
4.参加費用
1,000円:ドリンク(ビール等)及び軽食付き
5.参加申込方法
以下の[1]、[2]いずれかの方法により参加申込してください。
[1]HPから参加申込ができます。
https://qooker.jp/Q/ja/frontier5/entry/
お申込期限:平成22年2月18日(木)
[2]別紙の参加申込書に必要事項をご記入の上、「北海道大学 学術国際部 研究協力課」または「九州大学 学術研究推進部 学術研究推進課」に平成22年2月18日(木)までにEメールまたはFAXにてお申し込みいただきますようお願いいたします。
なお、電話によるお申し込みも受け付けております。
6.主催及び後援
主催: 北海道大学、九州大学
後援: 北海道大学東京同窓会、九州大学東京同窓会
7.問い合わせ先
北海道大学 学術国際部 研究協力課 斎藤 之史
TEL: 011−706−2058
FAX: 011−706−4873
Eメールアドレス: suishin@general.hokudai.ac.jp
九州大学 学術研究推進部 学術研究推進課 住田 憲紀
TEL: 092−642−7265
FAX: 092−642−7090
Eメールアドレス: kisgodo@jimu.kyushu-u.ac.jp
ホームページ: http://www.godo-ac.jp/
8.今後のイベント情報
本セミナー開催後も、本学と北海道大学の合同により、以下のイベントを企画しておりますので皆様にご参加いただきますようお願いいたします。
なお、イベントの詳細につきましては、後日本学ホームページに開示するとともに皆様に連絡いたします。
(1) 第6回「九大・北大合同フロンティア・セミナー」
日 時: 平成22年6月10日(木) 18:30〜
場 所: 東京ステーションコンファレンス
東京都千代田区丸の内一丁目7−12 サピアタワー6階
テーマ: 北と南から 次代を担う若手の研究発表