第4回北海道大学史研究会のご案内
1. 開催案内
北海道大学大学文書館では、下記の要領で、第4回北海道大学史研究会を開催いたします。今回は、「佐藤昌介の米国留学と「米国通信」(『大東日報』)」がテーマです。
佐藤昌介が農商務省御用係を辞して私費で渡米し、稿料を得られるように原敬が旅行記執筆機会を提供したことは、比較的よく知られている事実です。
今回は昌介米国留学にかかわる新しい論点を提供いたします。
ひとつは、外国人教師は在学中の昌介を留学させようと考えていました。生徒の中では最年長の昌介に対する教師達の評価は格別のものがありました。
もうひとつは、原敬の紹介で『大東日報』に執筆した「米国通信」の所在とその内容の紹介、ならびにコメントです。この記事から横浜港出発日、苦力(中国人労働者)移送船による渡航、中国人に対する昌介の視点などがわかります。
なお、この記事の所在は、佐藤カツミ・ユリ氏が大切に保管してこられた昌介作成スクラップブックによって明らかとなりました。
これらを通じて、草創期の札幌農学校の息吹と若き昌介像をとらえ直す所存です。
多くの皆さまにご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
2. 開催要領
第4回北海道大学史研究会
日 時: 2008年5月29日(木)18:00〜20:00
場 所: 北海道大学 附属図書館4階 大会議室
(札幌市北区北8条西5丁目)
テ ー マ:「佐藤昌介の米国留学と「米国通信」(『大東日報』)」
報 告:逸見 勝亮(理事・副学長、大学文書館長)
コメント :大櫃 敬史(教育学研究院准教授)
※参加費用:無料
※研究会リーフレットはこちら(PDFファイル)
【お問い合わせ】
北海道大学大学文書館
<電話・ファックス> 011−706−2395
< メールアドレス > archives@general.hokudai.ac.jp
< ホームページ > http://www.hokudai.ac.jp/bunsyo/