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文部科学省「大学教育の国際化加速プログラム」に採択されました


 北海道大学は、2008年度から3年間、日本政府の特別な財政支援を受けて、海外の大学と連携して大学院生の教育を行う体制を整備します。
 この支援は、文部科学省が管轄する「大学教育の国際化加速プログラム」の一環であり、日本の高等教育の国際的共通性を高め、国際競争力を強化することを目的としたものです。海外の大学と連携を推進する大学の取組みのなかから、特に優れたものが選定されます。
 国内の大学が提出した事業計画33件のうち、6件のみが採択されるという狭き門を本学がくぐり抜けることが出来たのは、2005年に設定した国際戦略に基づいて着実に成果を出してきたからだと言えるでしょう。 採択された取り組みは、次の通りです。

【事業名称】
 国際教育連携を加速させる総合支援機能構築〜持続可能な開発に向けた欧州・アジア・太平洋地域との教育システムの共通化〜

【取組みの概要】
 当事業では、「持続可能な開発」に関して北海道大学の大学院・研究科がこれまで独自に展開してきた大学院教育の国際的連携に関する取組みを、全学的な支援によって発展させます。更に、当事業を通じて、国際教育連携に対する全学的かつ総合的な支援機能の確立と定着を図ります。

【取組みの方法】
 北海道大学が現在関わりのある国際的な教育コンソーシアムに参加している海外の大学との連携を一層強化します。特に、ProSPER.Net 1)、国際南極大学 2)、エラスムス・ムンデュス計画に参加する大学を主たるターゲットとして、「持続可能な開発」をはじめとする様々な分野での共同授業の開講、ダブルディグリー・プログラムの実施を目指します。

【期待される成果】
 このように、「持続可能な開発」に積極的に取り組む海外の複数大学と連携することで、より国際的な視野を持った人材を育成して「持続可能な社会」の担い手として世界に輩出していきます。
 これらの取り組みを通じて、北海道大学の教育システムに国際的共通性を持たせ、大学院生と研究者の国際的流動性を向上させます。

<参照>
1) Promotion of Sustainability in Postgraduate Education and Research Networkの略称。
2) International Antarctic Institute(略称IAI):南極を中心とした寒冷圏に関わる教育の共同実施や相互提供を目的として2006年に世界12カ国の17大学・研究機関の参加により発足した、雪氷圏科学の教育コンソーシアム。
(IAIホームページ:http://www.iai.utas.edu.au/




【お問い合わせ】
北海道大学「持続可能な開発」国際戦略本部
E-mail: contact@sustain.hokudai.ac.jp
電話:011-706-2093 FAX:011-706-4796

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