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文部科学省「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」に採択


 このたび、平成20年度文部科学省「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」に、医学研究科・病院長補佐 近藤 哲教授が事業責任者となっている「自立した専門医を育むオール北海道プラス1」が採択されましたのでお知らせします。
 事業の概要は次のとおりです。
【事業名称】
 自立した専門医を育むオール北海道プラス1−4大学連携及び教育病院共有化による地域大学循環型専門研修プログラム

【事業期間】
 平成20年度〜平成24年度

【事業責任者】
 医学研究科 教授 ・ 病院長補佐 近 藤  哲

【事業概要】
 プライマリケア能力と専門領域の診療能力を兼ね備えた、真に実力のある自立した(一人立ちした)専門医を育成し、その専門医が、獲得した専門能力を活かして診療・研究を精力的に行いつつ、大学あるいは教育病院で今度は指導医として専門研修医の教育にあたるシステムを確立することが本プログラムの目的である。そのためには、卒後6〜8年目で学会専門医の資格を取得し、さらに数年の高度な専門研修を含め通算10年単位の研修を行って、指導医の素養をも修得する。この間、道内全3医育大学間で共有化した地域関連教育病院で幅広い一般診療経験を、道外の東京慈恵会医科大学が加わった4大学病院で高度な専門性を、さらに大学院では臨床研修能力や教育手法を習得する。地域大学循環型の首尾一貫した系統的な研修システムの中にも多様性と選択制を確保した魅力あるキャリア形成プログラムであり、優良な指導医を育成することでプログラムの継続性を保つことができる。

【実施体制】
 北海道大学、旭川医科大学、札幌医科大学の道内3大学連携により関連教育病院を道内全域178病院に拡充でき、また慈恵医大も参加した4大学病院で高度な専門領域研修が可能となった。コーディネータを教育研修担当病院長補佐が努め、大学院担当者、卒後臨床研修センター長等からなるキャリア形成支援センターで学内の企画調整を行い、卒後臨床研修センターが実施運営にあたる。

【期待される成果】
 幅広いプライマリケア能力と高度な専門診療能力を兼備した、自立した専門医が育成され道内の医療の質を高く維持できる。また参加研修医が増加すれば、大学病院は活性化し大学院研究も盛んになる。地域の中核病院を兼ねる関連教育病院が、実力のある指導的専門医とプログラムの下に循環する研修医とで医療の質、マンパワー共に強化される。さらに各地域の実情に合った地域診療ネットワークの中核病院として機能することができる。



【お問い合わせ先】
〒060-0808 札幌市北区北17条西8丁目
北海道大学学務部教務課
TEL:011-706-5567