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文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」に採択


 このたび, 平成20年度文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」に, 総合博物館高 橋 英 樹 教授が取組実施担当者となっている「博物館を舞台とした体験型全人教育の 推進」が採択されましたのでお知らせします。
 事業の概要は次のとおりです。
【取組の名称】
 博物館を舞台とした体験型全人教育の推進

【取組期間】
 平成20年度〜平成22年度

【取組実施担当者】
 総合博物館 教授 高 橋 英 樹

【教育プログラムの概要】
 大学博物館が持つ膨大な学術標本・資料と本学が持つ豊かな自然・文化資源を利活用した、バーチャルではない「実際のもの」に根ざした実物教育・体験型教育を展開する。
 1)キャンパスの自然・文化資源を活用した体験型環境教育
 北大キャンパスが擁する原生林に生息する植物・鳥類・昆虫類等の生物多様性、保存庭園、歴史建造物群などの調査・学習を通して、北大の歴史とキャンパスの豊かさを実感し、地球環境の保全と人類の文化を継承することの意義について理解を深める。
 2)大学博物館を中心に据えた実物教育プログラム
 ア)博物館に保存されている400万点に上る学術標本・資料の同定・整理・体系付けができる能力を育て実物を通じて地球環境と生物多様性について深い知識を持った学生を養成する。
 イ)学芸員資格取得のために開講している「博物館実習」を博物館標本・資料の整理保管法から博物館展示手法や博物館マネジメントについて学ぶ、学年横断型の実習プログラムとして充実させる。
 ウ)博物館の市民啓発活動に学生が参加するプログラムとして、博物館で開催されるサイエンス・カフェや展示の企画・運営に集中的に取組ませる。

【実施体制】
 大学博物館の教員全員が本取組に参加すると同時に、学内各部局の教員から構成される資料部研究員(30名以上)をはじめ、全学教育に参加している教員からの支援により対応する。

【期待される成果】
 地球上に存在する「モノ」の種類を認識し、整理・体系付けるための基礎的同定能力を育てる。
 博物館展示手法や博物館マネジメントを含む「まるごと」体験実習教育により、協調性と自主性, 自己評価の視点を持った学生の養成、科学コミュニケーション能力を養成する。



【お問い合わせ先】
〒060-0808 札幌市北区北17条西8丁目
北海道大学学務部教務課
TEL:011-706-5567