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緊急告知  豚インフルエンザの対応について

平成21年4月28日

 北海道大学の学生、職員その他の構成員各位

北海道大学感染症対策委員会
委員長 逸 見 勝 亮

豚インフルエンザの対応について(通知)

 すでに報道等で承知のとおりメキシコ及び米国等における新型インフルエンザの発生に関しては、4月28日にWHOにおいてフェーズ4が宣言され、国境を越えた感染拡大が懸念されております。
 つきましては、本学の学生、教職員その他の構成員において、メキシコ及びアメリカ合衆国を含めた外国に渡航している者、又は渡航する予定の者がいる場合には、下記の事項について十分に留意願います。
 なお、今後豚インフルエンザの関係情報が本学に入った場合には、本学のホームページ等により速やかに周知します。

  1. これから海外への留学、出張及び旅行等を予定されている者は、外務省の ホームページ等により現地の最新情報の入手に努めつつ、豚インフルエンザ の関係情報を踏まえた上で、自粛を含め再検討願います。
     なお、メキシコについては、外務省から不要不急の渡航を延期するよう情 報が発出されておりますので、事態が沈静化するまでの間、不要不急の渡航 は自粛願います。

  2. 外国から帰国時又は入国時に、発熱又は咳などのインフルエンザ様症状及 び下痢などの消化器症状を呈した場合は、検疫所の健康相談室に申し出るこ と。また、帰宅後に同様の症状を呈した場合は、ただちに保健所に相談の上、 医療機関等で受診するとともに、所属する部局等に対し報告すること。

  3. 渡航中に、発熱や咳などインフルエンザと似た症状が見られた場合には、 迷わず現地の医療機関の診療を受けること。
 (参考情報)
 ○外務省海外安全ホームページ
   http://www.anzen.mofa.go.jp/
   http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○厚生労働省ホームページ
   http://www.mhlw.go.jp/
 ○Swine influenza(世界保健機関〔WHO〕)
   http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/
 ○国立感染症研究所
   http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
 ○CDC
   http://www.cdc.gov/swineflu

【参考】

豚インフルエンザについて

 4月25日から豚インフルエンザに関する報道が始まり、4月27日現在、メキシコ、アメリカ(ニューヨーク、カリフォルニア、テキサス、カンザス、オハイオの各州)、カナダ、スペインで豚インフルエンザウイルス (A型H1N1) 感染例が報告され、ニュージーランド、イギリス(ロンドン)、フランス、スイス、イスラエルなどでは疑い例が報告されています。
 なお、豚インフルエンザの毒性については、メキシコでの致死率は約6%、メキシコ以外の国では犠牲者はゼロであり、今回の豚インフルエンザの毒性を現時点で確定することはできません。
 また、豚インフルエンザの症状等、対応及び感染予防策については、以下のとおりですので、十分に留意願います。

<症状等>
 発熱、咳、咽頭痛、鼻水などのインフルエンザ様症状に、嘔気、嘔吐、下痢などの消化器症状が加わることがあります。
(1) 鼻水、咽頭痛、咳、発熱(37.8度以上)のうち、2つ以上の症状がある。
(2) 確実に診断された豚インフルエンザ症例と密な接触があった、又は豚インフルエンザに感染した動物と最近、密な接触があった、又は上記症状が出現する1週間以内に豚インフルエンザの発生国へ旅行した。
(1)及び(2)ともに認められる場合に、豚インフルエンザの疑いあり、とされます。

<対応>
1.発生国から帰国した人は、帰国後1週間は上記症状がないことを確認のうえ、登校又は出勤することが望ましい。
2.発生国を含めた外国への出張、留学及び旅行は慎重に検討する。特に、メキシコについては、4月28日現在外務省から不要不急の渡航を延期するよう情報が発出されておりますので、事態が沈静化するまでの間、不要不急の渡航は自粛願います。

<感染予防策>
1.うがい、手洗い及びマスクの着用の励行
2.咳やくしゃみの時にはテイッシュやハンカチで口や鼻をおおうこと