北海道大学総合博物館のミュージアムショップでは、北大生が企画開発したオリジナルのミュージアム・グッズの販売を開始しました。学生がデザインしたＴシャツ２点と、同館で常設展示している絶滅した哺乳類「デスモスチルス」の全身骨格のダンボールクラフトです。いずれも、学生教育の一環として取り組まれた成果です。学生達の手になるグッズを、ぜひショップでご覧下さい。
- 北大総合博物館オリジナルＴシャツ2010「博物館万華鏡」「バイオリンムシ」
北海道大学教育GP「博物館を舞台とした体験型全人教育の推進」の社会体験型科目の一環として、昨年度に引き続き、今年度も総合博物館オリジナルＴシャツ・デザイン・プロジェクトを実施致しました。
札幌を拠点に海外でも活躍されているアーティストの安藤文絵さんと総合博物館教員の指導のもと、文学部と水産学部、文学研究科、農学院の 5名の学生が、Ｔシャツ制作に取り組みました。学生一人一人が心に響いた当館の展示物や展示空間をＴシャツのデザインに落とし込み、コンペにより2つのデザインの商品化を決定しました。当館のミュージアムショップで販売するにふさわしいデザインを検討する過程で、学生達は何度も来館して見慣れている筈の当館の新しい魅力を発見したとのことです。彼らは、ミュージアムショップの関係者とも議論し、Ｔシャツのデザインだけでなく、色とサイズの選定も担いました。更に、Ｔシャツに同封するメッセージ冊子の制作、ポスターの制作、ミュージアムショップのディスプレイも担当しました。また来店者へのインタビューを実施し、本プロジェクトの成果を検証しています。
是非ミュージアムショップで学生がデザインしたＴシャツをお手に取っていただければと思います。
「博物館万華鏡」サイズ レディース150・160 価格1600円（税込み）
「バイオリンムシ」サイズ メンズS・M 価格1600円（税込み）本プロジェクトの過程は、教育GPホームページで紹介しております。
http://museum-sv.museum.hokudai.ac.jp/projects/edu-gp08/project/project10_shirt.html - デスモスチルスのダンボールクラフト「紙の標本――デスモスチルス」
北海道大学理学院自然史科学専攻・大学院共通授業「博物館コミュニケーション特論」（担当：総合博物館・天野哲也教授、湯浅万紀子准教授）の受講生が、授業の一環として、北海道大学総合博物館で常設展示している絶滅した哺乳類「デスモスチルス」の全身骨格のダンボールクラフトを制作しました。理学院と教育学院、文学研究科の4名の大学院生が、当館のミュージアムショップで販売するにふさわしいグッズを開発したいと、ショップの来店者調査を行い、授業で議論を重ね、1年余りかけて取り組みました。クラフトは、当館の古生物の研究者・小林快次准教授らの監修を経て、デスモスチルスの骨の数や形状などをリアルに再現しています。実物の約1／10のスケールで、組み立て時の全長は約30センチメートル、組み立て時間はおよそ1時間です。また、デスモスチルスに関するＱ＆Ａ、クラフトの表紙、組み立てマニュアルも大学院生が制作しました。
是非ミュージアムショップでお手にとっていただければと思います。
「紙の標本――デスモスチルス」 価格1575円（税込み）
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- 販売場所
- 北海道大学総合博物館１階 ミュージアムショップ
〒060-0810 札幌市北区北10条西8丁目（札幌駅北口より徒歩10分） - 開館期間
- 9:30〜16:30 6月〜10月
10:00〜16:00 11月〜5月 - 休館日
- 毎週月曜日、12月28日〜1月4日（月曜日が祝日の場合はその翌日が休館。
他、大学行事などで臨時開館・休館あり）
- 入場
- 無料
- お問い合わせ先
- 北海道大学総合博物館
TEL: 011-706-2658 FAX :011-706-4029
E-mail: museum-jimu@museum.hokudai.ac.jp
URL：http://museum-sv.museum.hokudai.ac.jp/index.php
