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ポーランド AGH科学技術大学と大学間交流協定及びダブル・ディグリー・プログラム覚書を締結

 7月6日(火),ポーランドのAGH科学技術大学との学術交流に関する協定及び学生交流に関する覚書が締結されました。また,大学院工学院と同大学との間でダブル・ディグリー・プログラムに関する覚書の調印が行われ,両大学大学院の学生が双方から教育及び研究指導を受けることにより,それぞれの大学から学位を取得することが可能となりました。調印式では,佐伯総長とアントニ・タイデュス学長による大学間交流協定の調印に続いて,馬場工学院長とイエルジィ・リジ副学長によるダブル・ディグリー・プログラム覚書の署名が行われました。
 AGH科学技術大学は,ポーランドの古都クラコフ市にあり,1919年に鉱山学と冶金学を専門とする工科大学として設立されました。現在では資源開発工学から応用コンピュータ科学まで多岐にわたった16学部を擁する大規模な理工系大学として,ヨーロッパでも有数の大学の一つに数えられています。
 今回のダブル・ディグリー・プログラム覚書締結は本学にとって初めてのことで,実現に向けて,これまで,大学院工学院とAGH科学技術大学との間で,相互の学生派遣及び受入れ体制の整備が進められてきました。初のダブル・ディグリー・プログラム参加学生として,本年10月に工学院博士後期課程1年の学生1名の派遣が予定されており,来年度はAGH科学技術大学の博士課程学生の受入れも検討されています。
 このダブル・ディグリー・プログラムを通して,東ヨーロッパ地域における交流拠点大学の一つとして,同大学との学生交流が今後更に促進されることが期待されます。

署名を終えて握手を交わす佐伯総長とアントニ・タイデュス学長

(2010.7.6)