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未来創薬・医療イノベーション拠点形成事業 第8回国際シンポジウム"Molecular Imaging for Treatment Monitoring"が開催されました

 9月1日(水),2日(木)の2日間,未来創薬・医療イノベーション拠点形成事業の第8回国際シンポジウムが開催されました。今年は,"Molecular Imaging for Treatment Monitoring"と第し,「分子イメージング」の手法をどのように最先端治療に活かせるかというテーマで開催されました。
 今回の講演では,アメリカから,PET研究の世界的権威であるWilliam Strauss先生(Memorial Sloan-Kettering Cancer Center),若手研究者の代表格としてDavid Schsuter先生(Emory Univ. Hospital),世界の放射線医学界のトップ研究者であるJames Cox先生,Ritsuko Komaki先生 (MD Anderson Cancer Center),そしてドイツからは,サンドホフ病の発見者でもあり,世界的生化学者としてご高名なKonrad Sandhoff先生(Univ. of Bonn)をお招きしました。日本からは,発生生物学の世界的研究者のひとりである上田泰己先生(理研)や,村上康二先生(慶應義塾大),山本由佳先生(香川大医学部),そして西井龍一先生(滋賀成人病センター)にお越しいただき,それぞれご専門の立場から有意義なご発表をいただくことができました。会場からは,世界のトップレベルの研究者からの意見を聞くことができるまたとない機会だけに多くの質問が寄せられていました。2日目のシンポジウムでは,招待講演者6名によるパネルディスカッションも行われ,テーマに沿った活発な議論が行われ聴衆の関心を引きつけていました。
 本会は2日間を通して延べ200名の来場者に来ていただくことができ,会場からは活発な質疑応答がなされて,盛況のうちに終了することができました。
 その他期間中は,ポスターセッションも同時に開催されていましたが,こちらも32件のポスター展示があり,セッション中には大勢の参加者とポスター展示者との議論が展開されていました。また翌日は東京でのサテライトシンポジウムも行われ,Strauss先生,Schuster先生による講演が行われ,こちらも関東を中心とした研究者等50余名の参加があり,成功裏に終了することができました。
 今回会場となった医学部学友会館「フラテ」は,医学部創立90周年を記念して建設され8月に供用開始となった同窓会館で,本シンポジウムがこけら落としとなる記念の催しとなりました。

(上)佐伯総長,安田研究科長による挨拶(下)Sandhoff先生

(2010.9.1)