総長の動向

ホーム > 学内行事等 > 北海道大学環境健康科学研究教育センター設立記念式 環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」北海道ユニットセンター立ち上げ式等を開催

北海道大学環境健康科学研究教育センター設立記念式 環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」北海道ユニットセンター立ち上げ式等を開催

 このたび,平成22年度から平成38年度まで環境省が国の事業として実施する「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に協力して,北海道大学は札幌・旭川・北見地域で前向きコーホート研究を進めることになりました。本環境省プロジェクトは医学研究科が過去10年実施してきた研究「環境と子どもの健康に関する北海道スタデイ」がモデルであり,今後,日本全体で10万人の子どもたちを16年間,思春期まで追跡し,子どもの健康と環境に関する大規模な全国調査を実施するものであります。そのため,北海道大学内に環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」北海道ユニットセンターが作られることとなりました。
 そこで本学としては,これを契機に一層広い見地で激変する社会および自然環境と人々の健康に関する全学的な研究教育組織基盤として環境健康科学研究教育センターを設置することとなり,9月22日(水)に北海道大学環境健康科学研究教育センター設立記念式,環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」北海道ユニットセンター立ち上げ式が医学部学友会館「フラテ」を会場に開催されました。
 環境健康科学研究教育センター設立記念式では,環境健康科学研究教育センター副センター長の斎藤健教授による開式の辞に続いて,岸玲子センター長の挨拶,佐伯浩総長の挨拶,岡田尚武創成研究機構長の挨拶に続き,札幌市保健福祉局から矢野公一保健所長および,北海道公衆衛生協会・三宅浩次会長から,今後の健康政策の元となる科学的なevidence が生まれ,また高度の研究と専門的な教育訓練を担う学際的な新しい組織が北海道大学にできることに対する大きな期待を込めた祝辞を頂きました。引き続き,安田和則医学研究科長,所伸一教育学研究院長,小林清一保健科学研究院長,川浪雅光歯学研究科長が祝辞を述べられました。
 続いて,環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」北海道ユニットセンター立ち上げ式では,環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」北海道ユニットセンター副センター長の水上尚典教授による開式の辞,岸玲子センター長の挨拶に続いて,各地区サブユニットセンターより札幌医科大学から遠藤俊明准教授,旭川医科大学から西條泰明教授,日本赤十字北海道看護大学から伊藤善也教授の挨拶,引き続き,環境省から森桂環境リスク評価室長補佐,国立環境研究所から新田裕史コアセンター次長,日本赤十字北海道看護大学より石井トク学長が挨拶を述べられました。
 その後,会場を移し,設立を記念した懇親会が催され,岡田尚武創成研究機構長の祝杯の後,祝宴となり,盛会裡に終了となりました。

設立記念式での佐伯総長挨拶

(2010.9.22)