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理学研究院附属天文台望遠鏡設置記念式典を挙行

 理学研究院では,4月26日(火)に名寄市内のホテルにおいて学内外から関係者約50名の皆様を招いて,附属天文台望遠鏡設置記念式典を行いました。
 式典は,山下正兼 理学研究院長の主催者挨拶に引き続き,観山正見 国立天文台長,加藤剛士 名寄市長,佐伯 浩 総長から祝辞をいただきました。磯田文雄 文部科学省高等教育局長の祝電では,「光学望遠鏡の設置を契機として,理論・実験・観測を三位一体とした最先端の大学院教育の質的充実が図られることを祈念します」とのメッセージが寄せられました。その後,高橋幸弘教授による望遠鏡の概要説明があり式典は終了し,「理学研究院附属天文台/なよろ市立天文台」に移動して見学会が行なわれました。
 「ピリカ」と名付けられた,この望遠鏡は太陽系惑星観測用の光学望遠鏡としては世界最大級である直径1.6メートルの巨大な反射鏡を使用しており,肉眼の5万2千倍の光を集めることができます。理学研究院と名寄市は相互協力協定を締結していることから,また,名寄市は気温が低いため水蒸気量が少なく天体観測に適していることから,名寄市に惑星観測用の望遠鏡を設置しました。
 この望遠鏡を設置したことにより,今後,本学の教育研究の充実を図るとともに国内の大学及び国立天文台と協力して連携観測に積極的に貢献することになります。さらに,国際的な地上観測網を牽引しているパリ天文台など海外研究機関との連携推進も強化し,天体観測の拠点として大きな役割を果たすことが期待されます。


祝辞を述べる佐伯総長

祝辞を述べる佐伯総長