８月２日（火），北海道大学ソウルオフィス開所式・記念講演会を韓国ソウル市内のソウル教育文化会館で開催しました。
本オフィスは，本学２番目の全学的海外拠点として，韓国ソウル市内に，４月１日に開設したもので，本学と韓国の諸大学等との学生交流，研究者交流の促進 のための情報提供及び収集，北海道大学韓国同窓会活動支援等を活動の目的にしています。
開所式には，佐伯 浩総長，本堂武夫理事・副学長，上田一郎理事・副学長をはじめとする計25名の本学関係者と，在大韓民国日本国大使館，在韓国日本機 関・企業等，交流協定締結校等の関係者，同窓生，一般市民の方々など総勢約250名が出席し盛大に行われ，佐伯総長挨拶の後，武藤正敏駐大韓民国特命全権 大使及び李昇鍾ソウル国立大学校副総長から祝辞をいただき，本堂理事・副学長からの本学紹介，李宇新本学韓国同窓会長（ソウル国立大学校教授）からの同窓 会紹介が行われました。
開所式の後には，「鈴木カップリング：ノーベル賞への道のり」と題した鈴木 章本学名誉教授による記念講演会が行われ，講演の中で鈴木名誉教授は「韓国 にはすばらしい研究者が多く，近い将来ノーベル賞受賞者が現れるだろう。北海道大学ソウルオフィスが，そのような研究交流の橋渡しをしてほしい。」と話さ れました。
また，今回の開所式に合わせて，韓国の公州大学校との大学間交流協定調印式も執り行われました。本学から佐伯総長，本堂理事・副学長，姉崎洋一教育学研 究院長ら６名と公州大学校からSuh総長やKim副学長ら６名が出席し，両大学の交流に関する懇談及び協定書の署名を行いました。
ソウルオフィスを通じて，韓国における大学間・部局間交流協定締結校との連携拡大，教員や学生の相互交流の促進，卒業生ネットワークの構築を行い，これ により，学術面にとどまらない幅広い面での交流が，より一層強化されることが期待されます。
開所式で挨拶を行う佐伯総長
