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第19回北海道大学教育ワークショップ(FD)を開催

 全学の主に若手教員を対象とした教育ワークショップを11月11日(金)及び12日(土)の両日,奈井江町の農業構造改善センターを会場に合宿形式で開催しました。

 このワークショップは,本学のファカルティディベロップメント(FD)の一環として,平成10年度から毎年実施しているもので,平成19年度からは,春と秋の年2回実施しています。今回は,6月に行われたワークショップ同様,「総合教育の充実を目指して」をテーマとして開催しました。本学の若手教員27名と他大学から5名の計32名の参加があり,新しく授業科目を考え出してシラバスを作成することにより,教育の基礎を理解し, 新しい教育手法を身に付けることを目指しました。

 開催にあたり,佐伯 浩総長から挨拶があり,その後,「北大の全学教育と総合入試」,「授業における著作権」等のミニレクチャーを挟み,午後からは5グループに分かれ,シラバスを作成するメインプログラムに入りました。

 このプログラムでは,課題の説明,グループ討論と成果の発表,全体討論をセットにして3回行い,シラバスを具体的に作ることを通して,授業の目的・内容・評価方法の3つの基本的要素を体験的に学びました。

 グループ作業は,討論進行係,記録係,発表係の役割分担を決めて進められ,設定された時間で課題に次々と取り組んでいきました。各グループでは,それぞれ工夫を凝らしたシラバスが設計され,発表の場では,様々な質問や議論が活発に行われていました。

 最後に,受講者全員に細川敏幸 高等教育推進機構高等教育開発研究部門長から教育ワークショップ修了証書が手渡されました。

 参加者からは,「シラバス作成の重要性を再認識できた」,「グループ討論の有効性が実感できた」,「他分野の教員と共通のテーマで議論ができ,有意義であった」等の感想が寄せられました。

教育ワークショップ参加者

教育ワークショップ参加者