総長の動向

ホーム > 学内行事等 > 平成23年度学位記授与式の挙行

平成23年度学位記授与式の挙行

 平成23年度学士学位記授与式を3月22日(木)に,第1体育館において執り行いました。

 学位記授与式は,来賓,役員,学部長等の列席の下,北海道大学交響楽団による「エルムの鐘」の演奏の後開始され,水産学部を除く11学部の卒業生2,361名に対し学士学位記が授与されました。また,翌日の3月23日(金)に, 函館キャンパス講堂において水産学部卒業生211名に学士学位記が嵯峨直恆水産学部長から授与されました。

 佐伯 浩総長は告辞の中で,まず昨年3月11日に発生した東日本大震災について触れ,北海道大学は,震災直後から学内に設置した東日本大震災学生救援センターによる被災地出身学生の経済的支援活動,医療チームによる現地での医療活動,被災地の大学等の研究者や大学院生の受け入れ,被災地の国立大学法人への救援物資の提供や情報基盤設備の利用等の支援,本学教職員・学生のボランティア活動など,全学をあげて被災地支援を実施してきており,今後も継続して支援していくことを述べられました。

 次に,人間として,社会人として必要なこと,高度の職業人として指導的立場に立って活躍するために必要なこと,国際的な場で活躍するために必要なことは,本学で身につけた「自ら学ぶ」,いわゆる自学自習の習慣を継続すること,我が国の文化や歴史に関する幅広い知識を持つこと,外国語によるコミュニケーション能力を向上させること,基本的知識を幅広く修得しておき,論理的思考とそれに基づく分析能力の向上により想像力を高めることであることを,社会人になっても忘れないでもらいたいと述べられました。

  最後に,卒業生に「皆さん方一人ひとりが大学で得た知識と社会に出てからの経験や自学自習の成果をもとに,理想とするリーダー像をしっかりと描き,そのリーダー像に少しでも近づけるよう自己啓発に努め,これからの新しい人生を夢と勇気と大きな志を持って歩んでいくこと」を祈念する,はなむけの言葉が贈られました。  続いて,北海道大学連合同窓会副会長 齋藤和雄氏から卒業生へ向けて,「4年あるいは6年前の入学式で経験した感激の後に送った学生時代,そして本日授与された学位記を手にした感激を礎にして,これから歩み続ける社会人としての道程で出会う数々の喜びや苦難,どんな苦難に出くわしても自分を信じ,確固たる考えを持ってそれらを克服していって欲しい」との言葉が贈られ,その後学士学位記授与式出席者全員による「都ぞ弥生」の斉唱で式は終了し,最後に北海道大学応援団からエールが送られました。

 

告辞を述べる佐伯総長
告辞を述べる佐伯総長