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スラブ研究センターが「震災復興祈念コンサート&写真展」を開催

 

 東日本大震災復興への道のりは遠く,原発事故の影響は北海道にとっても身近なものとなっています。被災者は全国に離散し,札幌圏にも1,500余名の方が生活されています。歯がゆい状況の中にあって国内はもとより,海外からの支援や励ましが途切れなく届くことは日本の希望の源です。

 スラブ研究センターは震災1周年にあたり,復興を共に祈念しようと全国の大学に呼びかけました。佐伯 浩総長の惜しみない支援のもと,京都大学,大阪産業大学,大阪大学,城西大学,愛知産業大学,早稲田大学,東京大学等全国14か所で,追悼と励ましのコンサート,国際協力写真展を本学の発信により開催しました。武蔵野音楽大学からK.ベルケシュ氏,S.ナジ氏,東京藝術大学からTGSオーケストラが参加を快諾され,ハンガリーの作曲家Cs.ヴェドレシュ氏はオリジナル追悼曲「日本に捧ぐ:震災ラメント」を携え来日されました。

 クラーク会館で開催された4月7日(土)のコンサートでは,佐伯総長臨席のもと,北海道大学混声合唱団有志は国際的な演奏家達と共に,短期特訓でハンガリー語の「慰め」を見事に歌い上げました。困難に挑み成し遂げる北大生と,育む北大精神の精華でした。市民の熱い拍手の最後に,被災者「みちのく会」の本間紀伊子さんの敬虔な想いを会場が共有し,コンサートは終了しました。本企画は各紙や北海道放送(HBC)でも紹介され,翌日は大学と地域の協働企画である蘭越町公演も実現しました。全国巡回のコンサート&写真展の開催にお力添えくださった関係各位に心からお礼を申し上げます。

佐伯総長の挨拶

佐伯総長の挨拶