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北海道大学ヘルシンキオフィス開所式を挙行

 

6月1日(金),北海道大学ヘルシンキオフィス開所式をフィンランド共和国ヘルシンキ市のヘルシンキ大学内で開催しました。
 本オフィスは,欧州からの留学生受入れ,同地域との共同教育・研究及び学生交流を更に促進するため,その活動のベースとして,本年4月1日に設置されたものです。
 開所式には,佐伯 浩総長,本堂武夫理事・副学長をはじめとする計19名の本学関係者と,欧州の交流協定締結校,学術関係機関,在フィンランド日本国大使館,ヘルシンキの一般市民など100名以上が出席し盛大に行われ,総長挨拶の後,丸山 博駐フィンランド日本国特命全権大使,ヤリ・グスタフソン 駐日フィンランド大使,トーマス・ヴィルヘルムソン ヘルシンキ大学長,オッリ・シルヴェン オウル大学副学長及び藤井義明日本学術振興会ストックホルム研究連絡センター長から祝辞をいただきました。
 開所式の後には,「Cooperation between Japan and Europe(日本とヨーロッパの協力)」をテーマとして,田畑伸一郎ヘルシンキオフィス所長の司会により,本堂理事・副学長,レイン・ラウド ヘルシンキ大学教授,バート・ガエンズ フィンランド国際問題研究所教授,オウティ・スネルマン 北極圏大学副学長,ラインハルト・ピュッツ ミュンヘン大学教授らのパネリストによるパネルディスカッションが行われました。
 また,昼食とオフィスの内覧会を行った後,「Japanese Pop Culture:A Window on Japan(ポップカルチャーを通して見る日本)」と題して,開所記念シンポジウムが行われました。
 シンポジウムでは,フィリップ・シートン 国際本部役員補佐(メディア・コミュニケーション研究院准教授)の司会により,ピーター・マタンレ シェフィールド大学講師,山村高淑観光学高等研究センター准教授,中村三春文学研究科教授,コンスタンチン・イシェンコ Rovesnik Monthly編集者ら4名の講演者と,討論者であるカティア・ヴァラスキヴィ タンペレ大学教授から,近年,欧州でも人気が高まってきている日本の漫画やアニメ等のポップカルチャーをテーマに様々な視点から講演があり,講演終了後は参加者から多くの質問が寄せられました。
 これらのプログラムにより,日本と本学について,大いにアピールすることができました。今後はこれを契機に,ヘルシンキオフィスの活動を通じて,欧州における大学間・部局間交流協定校との連携拡大,教員や学生の相互交流の促進,卒業生ネットワークの構築を行い,学術面にとどまらない幅広い面での交流が,より一層強化されることが期待されます。

 

出席者での記念撮影
出席者での記念撮影