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北海道大学ルサカオフィス開所式を挙行

 8月28日(火),北海道大学ルサカオフィス開所式をザンビア共和国ルサカ市のザンビア大学内で行いました。

 本オフィスは,ザンビア共和国及びその周辺国からの留学生受入れ,同地域との共同教育・研究及び学生交流を更に促進するため,その活動のベースとして,本年4月1日に設置されたものです。

 開所式には,佐伯 浩総長をはじめとする計21名の本学関係者と,ザンビア共和国教育・科学・職業訓練省,在ザンビア日本国大使館,国際協力機構ザンビア事務所,日本学術振興会ナイロビ研究連絡センターをはじめ,ザンビア周辺国の在ザンビア大使館,学術関係機関など約100名の出席があり,佐伯総長及びスティーブン・シムカンガ ザンビア大学副学長の挨拶の後,奥村正裕ルサカオフィス所長から本学及びルサカオフィスについての紹介がありました。その後,江川明夫在ザンビア特命全権大使,ジョン・ピリ ザンビア共和国教育・科学・職業訓練大臣から祝辞をいただき,また,板東久美子文部科学省高等教育局長からの文書による祝辞を本学が代読しました。式の途中には,ザンビアの伝統的な楽器による演奏と踊りが行われるなど,華やかな開所式となりました。

 開所式の後には,ルサカオフィス前でテープカット及び看板の除幕式を行うとともに,オフィスの内覧会が行われました。

 昼食を挟み,午後からは,主としてザンビア大学の学生,教職員を対象として本学の説明会を実施しました。

 説明会では,本学の部局等の紹介に先立ち,奥西 潤在ザンビア大使館二等書記官より,日本の国費留学制度についての説明をいただいた後,本学の笠原正典医学研究科副研究科長,船水尚行工学研究院教授,宮永喜一情報科学研究科副研究科長,伊藤茂男獣医学研究科長,久保川厚地球環境科学研究院副研究院長がそれぞれ部局紹介を行い,最後に,本学の獣医学研究科に留学経験のある,アーロン・ムウィネ ザンビア大学獣医学部長から,本学に留学した際の体験談について講話がありました。出席したザンビアの学生,教職員の方々は皆熱心に耳を傾けるとともに,様々な質問が寄せられました。

 今後は,本オフィスの活動を通じて,ザンビア及びその周辺国における教育・研究機関等との連携拡大,教員や学生の相互交流の促進,卒業生ネットワークの構築を行い,学術面にとどまらない幅広い面での交流を強化していきます。

 

挨拶する佐伯総長
挨拶する佐伯総長