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オンコサーミア研究セミナーの開催について

開催趣旨:ハンガリーは東欧の小国ですが、ビタミンCを発見したセントジェルジ博士など、多彩な才能を輩出し、ノーベル賞受賞者も数多い国です。本セミナーの主催者である家田が、この春ハンガリーに出張した折、盛田常夫氏(元法政大学教授、ハンガリー立山R&Dヨーロッパ社長)から、オンコサーミアという新しい考え方による免疫療法の話を聞き、それがガンの予防にも役立つという事を知り、通常の患者の治療はもとより、福島原発事故被災者の救済にも役立つのではないかと考えました。今回、学術講演という形で、オンコサーミアの提唱者であるサース教授にご講演をお引き受けいただき、上記のセミナーを開催することになりました。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。 (家田修)

講演題目:「腫瘍温熱療法オンコサーミアについて」

講演者:サース・アンドラーシュ教授(聖イシュトヴァ―ン大学、ハンガリー)

司会兼通訳:盛田常夫(立山R&Dヨーロッパ社社長)

日程: 2013年9月3日午後1~3時

場所:北海道大学学学術交流会館(正門傍) 第3会議室

    (札幌市北区北8西5)  札幌駅北口より徒歩約10分

主催:スラブ研究センター家田研究室

参加対象・募集人数:40名

参加費: 無料 

言語: 日本語(ハンガリー語からの通訳あり)

申し込み期間・方法:事前の登録や申し込みは不要です。

盛田氏によるオンコサーミアの紹介:「腫瘍治療のハイパーサーミアは数千年の歴史を持つ古い治療法の一つであるが、それはいまだ初期の発展段階にある。他の治療法と同様に、この治療法にも適切な治療経験が欠けており、治療法の適用を最適化できるような長期的かつ包括的統計が不足している。その理由は、局所加熱の適用において、生理学、熱力学、技術的解決法の三つに十分な調和が達成されていないことから説明される。・・・体の深部を、しかも腫瘍を選択的に加熱するためには、高度な生物物理学的知識と工学的技術が必要である。このことをきちんと理解できる医師が少ないことが、正しい温熱治療の普及を妨げている。ハンガリー人物理学者が開発したオンコサーミア(腫瘍温熱治療)機器は、まさにこの温熱治療の最大の弱点を克服したものである。しかも、副作用がなく、生体のホメオスタシスの再生を促進する点で、西洋医学と東洋医学を統合しているとも言える。この技術のいっそうの開発に期待したい。」(盛田常夫)

お問い合わせ先

北海道大学スラブ研究センター家田研究室

 (TEL:011-706-3786/FAX:011-706-4952  E-mail:ieda@slav.hokudai.ac.jp)

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