大学がこれから社会の中で担っていく役割に、社会人が再び学ぶためのリカレント教育や、就業に必要な技能を再び学ぶリスキリング教育の提供があります。多くの大学でこれらの試みが始まっています。
2022年度に発足した北海道大学大学院教育推進機構リカレント教育推進部は、来年度より北大の特色を活かしたリカレント教育を企画し、学内外に提供していきます。
今回のシンポジウムは、これまでリカレント教育の普及や実践に携わってきた方々をゲストにお招きし、高等教育におけるリカレント教育の現状を俯瞰します。そしてリカレント教育に関心をもつステークホルダーである参加者のみなさんから、本学のリカレント教育プログラムの展開について、異なる視点からの多様なアイデアをうかがう機会にしたいと考えています。
今後の北海道大学のリカレント教育の動向を知りたいと考えている学内外の方、そして本学と連携してリカレント教育プログラムを実施したいと考えている企業や自治体の関係者の皆様のご参加をお待ちしています。
開催日時
3月14日(火)18:30〜20:30
形式
Zoomウェビナーによるオンライン
登録
こちらのリンクから事前登録をお願いします。(申し込みは14日の正午までに延期しました)https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_izNbApmJTFa2C7n5tNV4Eg
話題提供者
杉江 和男(北海道大学校友会エルム会長/元DIC(株)代表取締役社長・取締役会長)
イノベーションに繋がるリカレント教育
日本の企業は国際競争力や人材育成について課題を抱えています。その打開策であるリカレント教育も、組織や世代で捉え方や期待が異なります。人びとの働き方をイノベーティブに転換するためのリカレント教育のあり方を考えます。
城取 一成((株)慶應学術事業会 取締役 学術事業部長/慶應丸の内シティキャンパス ゼネラル・マネジャー)
「大人の学び」に大学が果たす役割とは何か
慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)開設から22年。21世紀の日本社会は順風満帆ではありませんでした。この先の展望もバラ色とはいえません。「大人の学び」の視点から、縮減の時代における大学の社会的使命を慶應MCCの軌跡を踏まえて考えます。
保谷 範子(慶應丸の内シティキャンパス ラーニングファシリテーター マネージャー)
「大人の学び」の支援を通して学んだこと
企業の競争優位の創出、人生100年時代のキャリア・生き方のきっかけなど「大人の学び」への期待とニーズは多様化しています。大人の学びの支援と、その仕事を通じて私自身が「ひとりの学び手」として何を学んでいるのかを紹介します。
挨拶
寳金清博 北海道大学総長
山本文彦 理事・副学長/大学院教育推進機構 機構長
川本思心 リカレント教育推進部 部長
司会
森順子(フリーアナウンサー)
主催
大学院教育推進機構リカレント教育推進部
協力
大学院教育推進機構先端人材育成センター
大学院教育推進機構オープンエデュケーションセンター
連絡先
rec_office(at)ml.hokudai.ac.jp 【(at)を@に置き換えてください】