11月24日(水),寳金清博総長が,東京都内のホテルでベトナム社会主義共和国のファム・ミン・チン首相及び閣僚らと会談を行いました。
本件は,ヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使の依頼により実現したもので,懇談中,寳金総長からは,「医学研究院・豊嶋崇徳教授の研究成果である唾液によるPCR検査がベトナムに導入され,有効に機能していると聞き大変嬉しく思う。また,本学はベトナムとの関係を重視しており,ベトナム国家大学ハノイ校科学大学内に設置した大学オフィスを活用し,研究・教育両面でベトナムの大学等との関係を強化したいと考えている」と発言し,チン首相からは,「貴学の貢献に感謝している。今後,更なる協力強化に向けて,本日同席しているグエン・タイン・ロン保健大臣を始め関係閣僚にフォローさせたい」旨の発言がありました。
また,グエン・チー・ズン計画投資大臣及びファム・ティ・タイン・チャー内務大臣との会談では,「ベトナム人は北海道にとても良い印象を持っている。直行便がないのが残念である。貴学とは,医療分野だけではなく,人材育成等他の分野での協力を推進したい」という発言がありました。
11月25日(木)には,豊嶋教授が,チン首相やロン保健大臣の立会いの下,ベトナム政府の方針を受けたT&Tグループ株式会社との間で,血液がん治療の分野における人材教育等に関する協力覚書に署名しました。
チン首相との懇談の様子
ズン計画投資大臣との懇談の様子