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ジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使によるトークイベントを開催

202463日(月)、ジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使を迎え、駐日オーストラリア大使館、本学国際連携推進本部及びスラブ・ユーラシア研究センターの共催で、「Australia-Japan cooperation in the Indo Pacific - Security, climate/energy, education, science and technology(インド太平洋地域における豪日連携-安全保障、気候/エネルギー、教育、科学技術)」をテーマに講演会を開催しました。

20231月の着任以来ヘイハースト大使の来道は初めてで、国立アイヌ民族博物館、オーストラリア人観光客が一年をとおして多く集まるニセコ町地域、日本最大規模の商業洋上風力発電施設である石狩湾新港洋上風力発電所、Rapidus株式会社の半導体工場を訪問するのに合わせ、本学で学生向けに講演をすることを希望されたため実現したものです。

本イベントには、函館キャンパスへのZoom配信での参加学生も含めて、学生、教職員の約50名が参加しました。国際連携推進本部の植村妙菜主任学術専門職から、本学と豪州の大学、特に戦略的国際パートナー校であるメルボルン大学との繋がり、講演者の紹介があった後、スラブ・ユーラシア研究センターの岩下明裕教授より、様々な国の影響下にあるインド太平洋地域での両国の関係性について、特に水産資源といった食の安全などの観点から話がありました。

続くヘイハースト大使の講演では、両国の人々の観光往来のみならず、食糧、枯渇するエネルギー資源の買い付け、不動産業や生命保険業へまで広がる日本の貿易投資といった、ソフトな面の文化的・経済的連携が進んできた状況を踏まえたうえで、ここ数年の世界的な政情不安のインド太平洋地域への影響により、サイバーセキュリティを含めた安全保障、政策上での連携の機会が増えてきていることが述べられました。両国を取り巻く国々の思惑に違いがあっても、価値観を共有し信頼関係を醸成してきた両国で更に深い連携を探り、インド太平洋地域の平和のために尽力することへの期待が示され、1時間のイベントが終了しました。

(国際連携推進本部、スラブ・ユーラシア研究センター)


ジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使による講演


スラブ・ユーラシア研究センター岩下 明裕教授によるお話


会場の様子


会場参加者との集合写真