12月2日から、附属図書館正面玄関ロビーにおいて,附属図書館企画展示「北方古地図展」第二期『北方図の変遷』を開催します。
附属図書館は,北方地域に関する多くの資料を所蔵していますが,なかでも北海道(蝦夷),カラフト,千島の地図・図類は系統的に収集しており,大変興味深いコレクションのひとつになっています。
第二期は『北方図の変遷』と題して,蝦夷地から、更にカラフト島や千島の島々にまで調査を進めてきた歴史を北方図を通じて概観し紹介します。
林子平の「三国通覧図」は、日本を中心に三国(朝鮮・琉球・蝦夷地)や小笠原諸島の関係が一目でわかり,北方周辺を詳細に描写した日本図のうち木版印刷の地図としては最も古いものである。
間宮林蔵派は2度にわたる樺太探検、大陸への渡航を通して樺太が島であることを発見しました。「黒竜江中州并天度」は、樺太が島として描かれている地図として有名です。
「北海道国郡図」は松浦武四郎が作り,開拓使が発行したものである。図は南を上として作成されており,題言の「寧静致遠」とは,「遠い土地の人民を従わせ,安らかに治まる」という意味である。北海道の歴史を伝える地図をパネルで展示しています。
古地図を通して北海道の歴史に思いをめぐらせていただければ幸いです。
展 示 名: 「北方古地図展」第二期『北方図の変遷』
期 間: 2013年12月2日 ~ 2014年3月31日
場 所: 北海道大学附属図書館正面玄関ロビー
時 間: 平日9:00~22:00 / 土曜日・日曜日・祝日9:00~19:00
(12月26日、1月17日、3月は9:00~17:00)
(12月27日~1月5日、1月18日~19日は休館)
主 催: 北海道大学附属図書館
☆詳しくはこちら → PDFチラシ
【お問い合わせ先】北海道大学附属図書館北方資料室