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「北海道⼤学 創基150周年記念Pre-event 特別シンポジウム 〜北海道の進化と北海道⼤学の取り組み〜」in札幌を開催しました
令和8年(2026年)に迎える創基150周年に向けて、北海道大学は最新の研究や共創の取り組みを通して、より一層の社会との連携を強化しようとしています。このことを産業界の皆様に広く知ってもらうため、昨年10月に東京でシンポジウムを開催しました。そしてこの度、道内企業や自治体の皆様に向けて2月に再び開催いたしました。
本シンポジウムでは、世界情勢に伴って日々変化する半導体業界の話題と、半導体に関わる北海道大学の研究・教育両面での取り組み、そして本学の特色を生かした地球環境を再生する食料生産システムについてをテーマとし、企業や自治体関係者の方々から、多くのご参加をいただきました。
【開催概要】
日時:令和7年2月17日(月) 15時30分 ~ 18時45分
場所:札幌グランドホテル 本館2階金枝(札幌市中央区北1条西4丁目)
参加者数:114名(64社・団体)

基調講演:『半導体の現在・未来』 太田 泰彦(日本経済新聞社・編集委員)
太田泰彦氏からは、昨年秋から今年にかけての世界情勢の変化に伴い、半導体業界も目まぐるしい変化が起きているという解説を添えつつ、北海道にチャンスが巡ってきているのではないかという示唆に富む講話が行われました。そして最後に、肝心なのは半導体を「何にどう使か」ということが述べられました。

活動報告:『北海道大学における先端半導体への取り組み』 副理事・村山 明宏
村山明宏副理事・半導体拠点形成本部副本部長(情報科学研究院・特任教授)からは、半導体関連のニュースと北海道大学への期待、現在行なっている取組みや今後の方針が報告されました。このような状況を踏まえて、先端半導体がどのような産業に生かされるのか、そして北海道大学では、製造技術に富む人材だけでなく、先端半導体×デジタルにより社会の問題解決や価値創造を図ることができる高度な人材の育成を目指していることが語られました。

活動報告:『フィールドサイエンスを基盤とした地球環境を再生する新たな持続的食料生産システムの構築と展開』 副学長・西邑 隆徳
西邑隆徳副学長(創成研究機構・特任教授)からは、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」における取組みとロードマップが示されました。特に中心となる、リジェネラティブな持続的食料生産システムに関しては、これまでの農業が地球環境へどのような影響を与えていたか、そして今後どのようなシステムへ変化することで、地域や社会に貢献しようとしているかが報告されました。

交流会
活動報告の後は会場を移して、参加者の皆様と本学関係者が交流させていただき、これまで接点のなかった道内企業や自治体の皆様ともご挨拶や事業紹介、意見交換を行う時間となりました。今後も引き続き、本学の取り組みを多くの方々に知っていただくための機会を設けて参ります。

交流会の様子 山口理事による閉会挨拶